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 「標 準」 編

困った課題文が出された時の必勝法 編

***読解力がおもしろいほど身につく***

[課題文がついている問題例]
次の文章を読んで、以下の設問に答えなさい。
問1 課題文を200字以内で要約しなさい。
問2 バーチャルリアルティーの技術について、あなたはどう考えますか。
600字以内で述べなさい。
 コンピュータの大きな役割は、バーチャルリアルティー=仮想現実という架空の世界を画面上に描きだすことだ。
 この技術のおかげでシュミレーションによる実験が行なえる。土地の状況などをインプットした上で、地震の 大きさ、台風の時の水の動きなどを画面上に作り出すことができる。また、飛行機の操縦や車の運転の訓練 や練習を行なうこともできる。下手な操縦士が本物を使って練習していたら、飛行機が壊れたり、大勢の人が 命をなくしたりする。その点、バーチャルリアリティ技術は、いいことづくめに見える。
 だがバーチャルリアリティのために、現実と非現実の境目があやふやになっていることは間違いない。
 現実と非現実の境目があやふやになるというと、しばしば非現実を現実のように錯覚してしまう現象が取り上げられる。 バーチャルな経験をしただけで、まるで自分に飛行機の操縦ができるような気がする、空を飛べるような気がするという現象だ。 もちろん、これも危険なことだが、それだけなら、それほどの問題はない。当たり前の理性を持っていれば、ほとんどの人間がそれが錯覚だと気づくはずだ。
 重大なのは、現実までも非現実のように感じてしまうことである。目の前の現実が現実であるような気がしないと言うことは、 自分が生きていることを実感できない、自分さえもバーチャルな存在のように思えてしまうということにつながる。すなわち、自分のアイディンティティを持つことができないということである。
 現実を人間がコントロールするためのコンピュータのために、むしろ人間が現実から引き離されるという状況が、この点でも起こっていることを認識する必要があろう。

1.課題文は「問・意・展・結」に当てはめて読む

上記、課題文を「問・意・展・結」に当てはめると・・・
第1段落目・・・・問
第2段落目・・・・意見
第4段落目・・・・展開
第6段落目・・・・結となる。

2段落目のこの技術のおかげでの前に、「確かに、〜しかし、・・・」を入れるとすっきりする
3段落目のだが、は「しかし」にあたる。
例: 確かに、この技術のおかげで〜しかし、バーチャルリアリティ・・・」となる「確かに」以下で、
反対意見に目配りして述べ、「しかし」以下で自分の主張

2.メインテーマを読取るには、先ずキーワードに注目し、
筆者が「何に反対しているか」を探す


※「キーワード」の見つけ方
@文章中に多く登場する
A回数が多くなくても、文章中では非常に目立つ形で使われている
※「メインテーマ」の見つけ方
課題文の中で、必ず何かに反対している部分があるはずで、その部分が筆者の最も言いたい
ことである可能性が高い。

3.長文読解は各段落ごとに簡単にまとめ、メインテーマを50字以内で
まとめると読解は楽になる


※課題文の読解が苦手な人の多くは・・・
@課題文の字数の多さに心理的に圧倒される面も大きい。
A一文一文読んでいって、なんとなく納得していても、新しい一文を読むと、前に読んだ文章を
忘れている。
B全部読み終えた時には「結局、筆者は何を言いたいのだろうか」となってしまっている
※課題文の各部を簡単にまとめていく・・・と、文章の流れは一目で分かる。
※メインテーマは、自分の言葉でまとめ直したほうが、課題文に対する理解が深まりやすい。

問1 課題文を200字以内で要約しなさい。・・・を50字以内で要約すると・・・
《バーチャルリアリティの応用範囲は広い。しかし反面、仮想と現実の区別を失わせてしまう危険がある》
・・・・となる。

4.課題文に対してNOの立場に立つと、簡単におもしろい意見が出やすい

「意見提示」部以下で・・・YES・NOを主張するとき・・・

  受かる小論文にするなら、
    結論をNOにするのが原則と考えると、おもしろい意見になりやすい

YESの場合・・・課題文の筆者は、たいてい、ある分野の専門家なのでYESと主張したところで、筆者
以上に面白みのある説得材料を出すのは無理があり、筆者の主張をなぞっただけの、 おもしろみのない内容になりやすい
NOの場合・・・・一見すると説得力があり、反論の余地がないように思えるが、だが、「本当にそうだろう か」と疑問の目で見ると、必ずスキが見つかる。

5.課題文の中からNOと言えるスキを探す

筆者名や書かれた年も、スキを見つけるポイントの1つ
※なかなかNOの意見が見つからない場合・・・
課題文を注意深く読むと、必ず論理的におかしな部分や、あえて常識的なことに触れずにいる部分が 見つかる。そんな時は・・・

   「3WHAT・3W・1H」の視点からチェックし、
              かけている部分がないかどうかを探す。

6.課題文にYESと言う場合、筆者の意見をなぞるだけではなく、
筆者が述べていない部分に目をつける


<課題文に反論の余地が見つからない課題文の場合>
※テクニック・・・
⇒ ある程度考えても見つからない時は、YESの立場をとるがポイントは、筆者が述べていない YESを探し出し、その点について深く論じる。この時も「3WHAT・3W・1H」が役立つ。
※追加する主張の場合も「3WHAT・3W・1H」を使って探すと便利

7.ピンチの時は、体験談などを採点者が興味を持つように演出して書く

   得意分野にこじつける時は、
           「意見提示」部の後半から話題を始める・・・

※テクニック@・・・
⇒ 結論をYESにして体験談を書けば、高得点は無理でも“受かる小論文”にできる可能性はある 要約の代わりに・・・「かつて、こんな体験をした」・・「だから課題文の主張はその通りだ」と結論 付ける。場合によっては、論理の展開が大したことがなくても採点者の印象をよくできる。
ただし、できるだけおもしろい体験談を書くことで、誇張や本で読んだ話や友人の話を自分の体 験として書いてもかまわない。とにかく他の受験生とは違う内容を目指すこと。
※テクニックA・・・(苦肉の策)
⇒ 強引でもいいので、課題文(バーチャルリアリティ)の主張と自分の得意分野を結びつけてしまう 例、超高齢化社会に興味を持っており、それなりの知識を持っている場合・・・
たとえば、「問題提起」部と「意見提示」部の初めでバーチャルリアリティについて述べておいて、
最後のほうで・・・
《これは超高齢化社会を考えるときにも欠かせない問題だ》などと述べて「展開」部で超高
齢化社会について論を展開する。

8.難解な課題文のときは、分かる部分だけ意見を言えばよい

    最初と最後に出てくるキーワード」に、
                 テーマが隠されていることが多い

※テクニック・・・(大抵の課題文に当てはまる)
例: 前出の課題文「バーチャルリアルティー」についてなら・・・
⇒ 冒頭に《コンピュータの大きな役割》とあり、最後に《人間が現実から引き離される》とあり、まさに
課題文のテーマを述べている。
課題文を3回ほど読んでも意味がつかめない時は、分かる部分のみに注目する。
タイトルやよく出るキーワードを探し、その課題文がどんな事柄について述べようとしているのか、
大まかには分かるはずなので、分かっている部分のみ意見を言えばよい。

9.要約を求める問題で使える必勝三原則

第1の原則・・・課題文の筆者に代わって書く(「○○である」と)
要約問題では、いちいち《筆者は・・・・と語っている》と書く必要は無い
第2の原則・・・課題文を読んでいない人でも分かるように書く
課題文を読んでいない人が読んでも分かるように、内容が分かってもらえたら合格レベル
第3の原則・・・課題文のメインテーマを理解していることを示すように書く
要約問題は、課題文を理解しているかどうかを見るためのもの
⇒ 採点者に、理解しているかどうかについて、疑問を持たせないためにも、しっかりとメインテーマ
(いちばん言いたいこと)を示す

10.課題文の要約問題では、内容を理解していることを示す

※課題文要約の際は、難しい表現は「自分で理解できる言葉」で書くことが重要
⇒ 文中のキーワードは、原文のままの形で書くのが原則(言い換えや短縮形はNG)
⇒ 《バーチャルアリティ》=《仮想現実》などを《ヴァチャルリアリティ》や《仮想空間》はNG
⇒ 21世紀の労働形態について・・・
「職場における非代替性」・・・
《その人にしかできない仕事をいかに確保するかという、職場における非代替性を高める
ことこそ、21世紀には求められる》
などどすれば「内容を理解している」と示す事ができる

11.課題文が2つある時は、双方の関係を見極める

※課題文が2つでも、基本的には1つの場合と同じで主張に対してYESかNOで答えればよい が、1つの時と違うのは、2つの課題文がどのような関係になっているかを見極める事が必要 になること。
@共通の主張・・・共通部分についてYESかNOを決めて、あとは普通の小論文と同じように書く
A反対の主張・・・どちらかの課題文に“味方”するかを決めて書く
⇒ 「Aは・・・・と述べている。Bは・・・・と述べている」と要約し、「自分はBこそ人間と自然のあるべき
関係を述べていると考える。なぜならば・・・」などと論理を展開する。
B第3者の対場を取って「どちらの意見も最もだ」という主張・・・曖昧な主張になるので“受かる小論文”
にはならない

12.課題文が3つ以上ある時は共通点をみつけ、それについて
YESかNOを主張する



    課題文がバラバラの主張の時は、どれかにYESの立場をとる

<課題文がとる3パターンと対応策>
⇒1. 全ての課題文の意見が同じ立場をとるパターン
対策 課題文が1つの時と同じように、その意見にYESかNOの立場を決めて論を進める
⇒2. 課題文の意見が大きく2つの立場で対立するパターン
対策 対立する課題文と同じように、どちらの立場にするかを決めて、課題文とは違う視点で
YESの理由を述べる
⇒3. 共通する問題点はあるが、それについての意見がバラバラというパターン
対策 対策 どれか1つの意見にYESの立場をとる。
(注)全ての意見にNOの立場を取ったり、全く別の意見を主張すると“キラリと光る”意見は困難

13.どうにでも解釈できる課題文は、「テーマを探り出す能力」が問われている
ので、身近な話題には結びつけずに社会的テーマと結びつける


例: 詩や格言、随筆などに加え「一枚の絵」を提示し、「この絵を見て考えられることを述べよ」などを 求める問題などで・・・「いったい、これについて、どうやって論ずればいいのだろう」というもの
(注)主張が明確でないので、どのようにでも解釈できるが、下手をすると作文や感想文になってしまう
例外・・・ 芸術系大学や一部の文学部では、受験生の鑑賞力や感性を見るため、あえて作文や感想文 を求めることがあるが、多くの場合、「小論文の力」(「自らテーマを探し出し、論理的に考察す
る力」)を見ようとしている。この場合に大切なのはテーマを探り出すことで、ポイントは課題文 が何を象徴しているかを考えてみる。

14.課題文がエッセイの場合、YESと言ったほうがうまくいく。

    エッセイは、先ず訴えているメッセージを読取り、
                      なぜYESなのか理由を述べる

社会一般にまで論理を展開すると、ただの感想文に終わらず“受かる小論文”になる。
「3WHAT・3W・1H」を使い論を進めるとアイディアも出やすくなる。

高得点を目指すための着眼点 編

1.ネタ集めはテレビのニュースや報道特集、討論番組などは格好の材料

時事問題に絡む小論文に対応するには、世の中の風潮を把握しておかなければならないので、
日頃からテレビの時事問題を扱った番組や、新聞・本を読んで自分の中にストックをしておくのが
一番だ。

  テーマが時事問題のときは、その中の風潮を織り込んだ意見が必要

2.志望先の学部・学科によって出される小論文テーマは予測できる

<小論文受験者の必読書>
・ネタ集めの読書には、『日本の論点』がお勧め
・ネタ集めの読書には、『読むだけ小論文』がお勧め
<小論文対策で読むときの注意点>
ただ漫然と読むのではなく、傍線を引きながら読み、自分が感心した箇所や、これは使えそうだと
思った箇所に傍線を引いておき、ノートに書き写しておくと記憶に残りやすい。さらに、練習の時に、 実際にその表現を使ってみて初めて本番でも使えるようになる。

3.志望先に関する本を最低2冊は読んでおく

4.受験中の読書は硬めのものと柔らかめの本の2本立てて読むと
読書は長続きしやすくなる


硬めのもの本・・・課題文の読解対策にもなる
柔らかめの本・・・発想法などを学べる

5.日頃から辞書や辞典を引くクセをつけておく

新聞やテレビで聞く言葉は、『イミダス』などで確認しておく
『朝日キーワード集』などの現代用語辞典

6.新聞は「天声人語」より「投稿欄」をチェックする

  投稿欄を自分なりに書き直すのも小論文の
                  力をつける格好のトレーニング法

7.過去問の模範解答は小論文のネタとして利用する

※「赤本」は小論文のネタの宝庫だが、「赤本」の模範解答に引きずられないように受験生に合った
小論文を書くようにする

課題文として使われる文章は、その学科と関係のある分野に関するものが多く、大抵は出題者が
「いいことを言っている」と思った文章を使っているので、大学の好みに合った内容となっており
ネタとして覚えておく。

  模範解答のなかで「おもしろい」
            「なるほどそうだったのか」などと思った箇所を拾う

8.小論文の答えは1つではないので、同じ設問について何種類も書くと
論に深みが出る


書いた小論文を翌日読み返して、おかしな部分を書き直す

9.添削を受けて自分の欠点を知る

国語の先生も、誤字や表現を直すだけで肝心の論理性やないようの説得力についてコメントを
くれない先生よりは、他の教科の先生のほうが適切なコメントをくれる場合があるので、小論文と
作文の違いを理解している人に添削はお願いする

10.ワープロを使うのでなく、鉛筆と消しゴムを使って書くからこそ、
本番向けの実力がつく


漢字を忘れないためにも手書きが大切
※原稿用紙で練習するには、根気や集中力を養う意味もある

11.書くペースを知って、本番での時間切れを防ぐ

ペース配分を考えた練習は、2ヶ月前から始める

<小論文を書く手順>
⇒@アイディアを出す⇒A構成メモを書く⇒B原稿用紙に書く
構成メモを見ながら書く場合の時間は、400字なら○○分、 800字なら○○分かを計っておく
例: 制限時間60分で400字を書くのに30分かかる人なら・・・
アイディアメモと構成に、推敲の30分内・・・アイディアメモに18分/構成メモに7分/推敲に5分となる

12.模試や添削は、結果よりも模範解答に目を向けて、
自分の解答との違いをチェックする


添削は、解説や質問への回答が丁寧なところを選ぶ

<チェックする点>
⇒ @模範解答と自分の解答でどこが違うのか
A構成のどこが甘いのか
B設問の着眼点はどこにあったのか
C陳腐化したアイディアではなかったか

13.人に話す時も、論理的に考える習慣をつける

<説得する場合に役立つ思考パターン>
⇒ @理由を3つ挙げるパターン
「それには3つの理由がある。第1に・・・・、第2に・・・・、第3に・・・・だ」
A「YESでもありNOでもある」というパターン

14.先生に意見にわざと逆らうのも、小論文の訓練になる

※小論文で高得点をあげようと思うなら、偉い人、人気のある人の意見でも必ず反論する
余地はあるので論理的にNOと言ってみる。人の意見に素直にうなずいていてはダメ。

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