仙台文理 大学受験小論文入試
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医学部入試 仙台文理

慶應の傾向・対策

慶應大・各学部の入試傾向と対策


文学部

文学部の出題傾向
@課題文要約300字
A意見400字で各90分

 1.広い意味での「近代」の思想を問う
デカルト以降のヨーロッパ近代の考え方を軸に、哲学や思想についての素養や知識、思考力が求められ
ているが、読み取り重視。
 2.対立軸を読み取る
この学部の課題文に特徴的な対立軸の明確な文章が出ることが多いので、読み取りの際は対立軸に気
をつける。
 3.課題文は正確に読み取る
求められているのは要約や説明なので、課題文を正確に読み取ることが大切である。
意見を求められる場合だが、300〜400字論を進めるには無理があるので問題点をきちんと押さえ、理解
していることを示すだけで十分である。個性を表現するよりも、理解していることを示す。
 4.思想界・文学界で何が議論されているか
文学部で重視されるのは、知識と論理性で、特に現在の思想の世界や文学の世界でもっとも活発に
議論されている問題をどれほど理解して、消化しているかを見られる。
文学部の入試対策
知識力を増やし読解力をつけること
 どの学部よりも読解力が必要なので、知識をふやすこと。論理力は、小論文の「型」に即して書く練習を すれば、論理力は養われる。読解力は、論理力と知識力をプラスしたものと考えてよいので、知識さえ あれば難しい文章でも薬に読みこなせる。
文学部のテクニック
@問1(要約・説明)の技術
問1がレベルに達していないと、問2は採点の対象外となるので、しっかりと課題文を読み取り問1に
全力を注ぐ。問1の時間は45分〜最長で60分(制限時間90分)。特に文学部の課題文は、対立軸が
あればそれを明確にすることで、2つの概念、2つの考え方とはどのようなものか、それについて筆者
はどのような意見を持ち、どちらに賛成・反対の立場を取っているかを説明する。
A問2は問題点を理解しているかどうかを見るための問題
個性的なことや独創的なことを書く必要はなく、課題文に対立軸が設定されていれば、そのどちらを
重視するのか答え、その根拠を示せばよい。難解な文章が出題された場合は、無理にノーと言わず
無難にイエスで答えればよい。大体文が理解できていれば、課題文をなぞっていれば、十分合格す
る。また、何を書けばいいのか解らない場合は、課題文の内容を課題文とは別の具体例を示して説明
するだけでも課題文を理解していることを示すことが出来る。
B問2は全体を2段落か3段落で書く
400字以内を4段落では書きにくいので、第2部と第3部をひとつの段落にしたり、結論を独立させない
で、前の段落につなげたりする。
必 読 書
 『近代性の構造』『ヨーロッパ近代の終焉』『自分を知るための哲学入門』『哲学のなぞ』など。

法学部

法学部の出題傾向
1,000字以内で90分

 1.現代社会を見る目
もっともオーソドックスな問題を出す学部。政治や法律について専門性の高い問題が出るわけではない。
現代社会の問題点をを見る目があるかどうか、現代社会について問題意識を持っているかを見られる。
法律というものを広く人間活動として捉える問題が多い。
 2.キーワードは「人間疎外」
特定の問題が出ることはなく、出題範囲は広い。広い意味で「現代社会の人間疎外」(現代社会の負の
面のために人間性が十分に発揮出来なくなる状況)の問題になることが多い。現代の我々が置かれて
いる状況を理解しているかどうか、それについてしっかりした意見を持っているかどうかが問われる。
 3.個性よりも読解力
課題文をしっかり理解して、問題点を把握し、自分の意見を展開できることを求めているにすぎず、問題
点に真正面から考えている答案であれば、ありきたりの意見でも十分に合格できる。
 4.実生活の即して書けるように
「実生活の即して書きなさい」「あなた自身の経験に基づきながら述べなさい」形式の条件を付すことが
あるので、問題点を自分の問題点として捉えているかどうかを試している。課題文で取り上げられている
ことが、日常生活どのような意味を持つかをしっかり認識していることを示す必要あり。

例:いずれも大きな意味で、「日本人が人間性を十分に認められていない状況の中で生きている」ことを
問題にしている(現代社会の人間疎外)

課題文のテーマ 要旨
建前と本音 日本社会が建前と本音に分かれていて、人間性を失ってしまった。
戦争責任 日本は戦争で加害者の立場だが、ドイツと違って、きちんと保証していない。
場の論理・個の論理 日本社会は場の論理と個の論理が矛盾の中で暮らしている。
法学部の入試対策
 1.論理的に各練習をする
 2.新聞でアイディアを増やす
 3.投稿欄や社説に反論する練習をする
法学部のテクニック
@とにかくしっかり読み取ること。万が一課題文が難しすぎたら、キーワードを論じる。
A「要約をした上で論じなさい」の場合は・・・分けて書いてはダメ。
・字数指定がなければ300字くらいで要約
・第1段落で長めに要約
長めの要約と自分の意見(4部構成:問題提起・意見表示・展開・結論)で300字くらい
B賛成論を書く際のコツ
・課題文にない賛成の根拠を書く
・対策を書く
・課題文が少しだけ触れていることを詳しく言う
C反論は持ちネタに応じて・・・思いつかない時は賛成論で書く
D主張の根拠として実生活を書く(ウシでもよい)
E「戦争責任」などのテーマで過激なことを書いてはダメ。
法学部が求める価値観・考え方
 人間性を豊かにする社会、みんなが自分らしさを出し合って、他人に抑圧されず、他人を抑圧せずに生き
ていけることができ、自然と調和する社会を理想とする。
 様々な価値観があり、さまざまな考え方があるので、一部の人が正しいと考えるからといって、それが
正しいとは限らない。それらを出来るだけ認め合ってこそ民主主義が可能になるが、今はそのような理想
状態ではない。特に日本社会では、集団が重視されるため個人の意見は通らず集団の抑圧を許す傾向が
強い。良い面は残しながら、よりよい方向に改める必要がある。
 一人ひとりが日常を見つめ、生活を重視することで、徐々に自分たちの社会を改善し、国内・海外の社会
のあり方も改革していくような社会を、この学部は目指している。
必 読 書
 広い思考力が求められるので、小論文のための本や『ヨーロッパ近代の終焉』や『新しい民族問題』
 『宗教クライシス』など。

※ 慶應大学のAO入試案内のページ-------> http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/ao_hou.html

商学部B

商学部B方式の出題傾向
字数は年度により変化70分

※この学部の問題は小論文ではない。
 1.正確な読み取り・正しい知識
この学部の問題は「論述問題」で、「小論文」とは考えるべきではない。個人的な意見を書くのではなく、
課題文や資料を読取り、正しい知識を正確に示せばそれでよく、論を掘り下げる必要はない。
 2.国際政治・経済の大問題
国際政治・経済の分野でろ論される大問題についてしっかりとした知識をもっているかが試される問題
で、地球環境、発展途上国の経済問題、捕鯨問題、中国の環境・人権問題、日本文化の問題など。
その際、簡単なグラフの読み取りもある。
商学部Bの入試対策
 1.経済・国際社会についての知識
 課題文は具体的な内容の資料が多く、読み取りに重点が置かれている。設問は、自分の考えを答え
させるものではなく、説明、もしくは計算問題なので、理解力、論理力、知識を中心に、準備。
 基礎知識がないと文章を読取れないので、経済や国際社会についての基礎知識をいれて知識を増や
しておくことが必要。「環境問題」「先端技術」「情報社会」「貿易摩擦」「海外援助」「高齢化社会」「異文化
理解」など、現代社会の抱える問題を整理しておく。
 2.論理的に読んで書く訓練が必要で、東大の過去問題も役立つ
 統計や経済数学的な考え方になれておく必要があるので必読書を読んでおくこと。同種の問題が出る
可能性があるので、東大の過去問題を練習しておくのもよい。
商学部B方式のテクニック
@説明文の書き方
この学部は、「意見を書きなさい」という指示がなければ、原則として自分の意見は必要なく、課題文を
まとめるのが原則。説明を求められたら、どの部分をまとめればいいのかを考えればよい。もし問われ
ていることが課題文にない場合は、課題文の筆者の主張の延長線上で類推して書くべきだが、自分の
意見は言うべきではない。書くときは、課題文が語っていることを課題文とは別の例で示す程度でよい
A的確に答える
設問に過不足なく答えることが最大のポイント。300字求められるているのに、50字で終わる場合は、
課題文の前後を要約するつもりで付け足すのが原則。または、最初にずばり答えた後で、その説明を
書き加える。
商学部が求める価値観・考え方
 冷静沈着で、論理的で、客観的な判断が出来、読解力・理解力があることが望ましが、学部として特定の
価値観はない。理性的に正解の状況を分析し、国際社会のあり方について、しっかりした知識をもち論理的
に考える能力・思想が求められている。
必 読 書
 『日本の論点』『経済学を学ぶ』『ヨーロッパ近代の終焉』や『ニューズウィーク』『エコノミスト』などの雑誌。
論理の練習用には『知の技法』『論理トレーニング』など

経済学部

経済学部の出題傾向
字数は年度により変化60分

 1.個性的な意見は要求されない
課題文の内容説明や、課題文に即した意見が求められており、出題者が求めていることは、文章を
読んで理解したことを書くことを求めているだけである。
 2.高齢化社会・ボランティア・人口増加・異文化理解etc
社会への関心、的確な判断力、そして読解力が求められている。
 3.この学部の特徴は、制限時間が60分と短い
課題文を読んで設問3つ、合計800字を書くのに60分しかないので、テキパキこなさす能力が求め
られる。
経済学部の入試対策
 1.社会問題についての知識をまとめておく
問題自体は難しくないが60分で仕上げるとなると、前もって社会問題について知識をまとめておくことが
必要となる。知識があれば、時間はかからない。
 2.短時間で書く練習をする
易しめの「基礎強化 入試小論文」などを使い、時間を決めて練習することである。練習は慶應の法学部
の過去問で練習後は、同じく直前期に過去問の商学部、立命館B方式などで練習する。
経済学部が求める価値観・考え方
 社会への関心、的確な判断力、読解力、ある程度の知識力が要求される。高齢化社会、ボランティア、
人工増加、異文化理解などの問題も要チェック。課題文から類推すると、過激なことを書くような人物は
好まれない。人権を尊重し、自然を守り、国際社会の中で平和を守っていくことの大事さを踏まえた上で
判断することが大事である。
経済学部のテクニック
@慶應の商学部と同じ要領でよい
A課題文の意見を自分の意見とするのが正攻法
意見を問われた場合は、課題文をしっかり理解することが求められているので、イエスの方向から課題
文を補足する形(文中に筆者の意見が隠されている部分)がもっとも喜ばれるので、自分の意見を書く
よりも、筆者の隠された意見を見つけ出すつもりで書くこと。
必 読 書
 『近代性の構造』『ヨーロッパ近代の終焉』『民族という名の宗教など。余裕があれば『日本の論点』

医学部

医学部の出題傾向
600字で50分

 医学部の出題問題は、課題文はなくテーマだけが与えられるいわゆる一行問題なので知性と教養が
問われ、直接医学・医療などの中身にそれほど踏み込むものではない一般問題が出題される。

医学部の小論文は・・・3パターン
@医療の倫理に関する問題
A人文社会学部と同じような一般的な社会問題
B小論文とは名ばかりで、化学や生物の論述問題

 医師として、医療研究者として医学を学び、医療に従事するにふさわしい知性と教養をもち、ふさわしい
性格かどうか、自分の考えを論理的に説明する能力を備えているかどうかを見るための小論文である。
医学部の入試対策
 1.論理力をつける
まずは論理的に書く練習をすることでも思考力がつく。「○○について」「○○と××」型の易しめの課題
を見て問題提起を作る練習を練習する。
 2.『アエラ』やNHKの報道番組を参考にする
知識・教養を高める必要があるので、良識派の雑誌『アエラ』などを読んだり、NHKの報道番組も見ると
よい。
 3.「がり勉」意識を捨てる
知性・教養を重視するということは、「がり勉」を不合格にするということになる。勉強のできない人を軽蔑
したり、人を蹴落としてでも出世しようとする考えを捨て、音楽や文学を味わい、友人と交流する態度が
ふさわしい。もちろん医学や医療の問題についての知識も必要なので多少の知識は入れておくことが望
ましい。
医学部が求める価値観・考え方
 医師を目指す限り、強者の理論ではなく、弱い人、苦しんでいる人、状況のためにわがままになっている
人などを弱者優先で、温かく見守る人間が求められている。現代のような経済や効率重視の中にでも効率
に惑わされない人間性を重視する態度が大事で、同情的な目を持つ必要がある。非効率、怠惰も人間の
大事な要素であると肯定する価値観を持つ必要がある。
 また、人と人とのコミュニケーションを重視する態度も重要である。コミュニケーションがあってこそ、生き
がいを持てて自分らしく生切ることができることも頭に入れておくが必要である。
医学部のテクニック
@無理に医学に結び付けない
医学について問われていると時は別にして、例えば「自由とわがまま」は問われている時、患者と医師に
ついての論を書くべきではない。「理想と現実」でも、「医学における理想と現実」について書いても意味
を持たない。なぜなら、大学側は医学とは別の問題を出して幅広い知性や教養を見ようとしているのだか
ら。書く場合は、教科書に出ている程度の数行にとどめて、一般的に文学作品や芸術作品を例に出し、
自分の幅の広さを示すほうがよい。
A客観性をアピールする
医師に必要なのは客観性と論理性。無理に個性的なことを書いたり、過激なことを書いては絶対にダメ。
書くときは一方的に主張するのではなく、反対意見にもそれなりの根拠があることを認めた上で、論理的
に説明する。
Bエリート意識を出さない
医学部を志望する限り、弱者の立場を尊重するのが原則。患者本位であり、わがままを通してはいけな
い。他者のわがままに対して寛大でなければならない。人はみな弱さを抱えて生きているので、そのよう
なことも頭に入れて書くことだ。
ダメな例・・・
「意思の弱い人は情けない」「勉強ができないのは、精神がたるんでいるからだ」「無能な人間には権
利がない」などと言ったことを書くようでは、人間として失格であり不合格。
必 読 書
 『医療の倫理』『医者と患者と病院と』や雑誌『アエラ』など

看護医療学部

看護医療学部の出題傾向
600〜800字で70分

 1.看護・医療倫理や精神についての考えを問う
「インフォームド・コンセント」「エイズ」「高齢化社会ガン告知」「臓器移植」「医療のあり方」など。
 2.やさしさ・弱者尊重もポイント
明るく、やさしい人柄かどうか、苦しむ人々を助けることに喜びを感じるような人柄かどうかを見ようとして
いるので、論理的・客観的に文章を書き、看護の問題点を判断した上で、やさしさ、弱者尊重の立場を示
すことが必要である。
医療・看護学部の入試対策
 しっかりと論理的に書く練習をし、論理性、公平さをアピールする必要がある。同時に医療や看護の問題
点につい、看護婦さんの体験談や必要な知識を増やしておくことと、書くことが見つかる。
医療・看護学部が求める価値観・考え方
 一言で言うと、看護婦魂を既に持っていることが、この学部を受験する者の必須条件。
看護婦魂とは、患者本位(患者が主役)の考え方で、医師や看護師は患者が心地よく過ごしながら、病気と
闘うのに専念する場において、患者を助け、補佐する存在なので苦しんでいる時は慰め、力づける存在で
もある。また、医師の補佐をする専門職で、医師のできないことも沢山あり、わがままに付き合ったり、いさ
めたり、喜びをともにできる感性がなくてはいけない。
医療・看護学部のテクニック
@冷静に、客観的に
医学的な問題にあたっては、的確な知識、論理的な記述が求められる。もちろん感情的になって決め
つけたり、断罪したりすることが最も良くない。また、情緒的な言葉(「かわいそう」「かわいい」「愛情」
「思いやり」など)を繰り返しても説得力がないので、愛情におぼれず、現実を捉える能力を示す必要が
ある。問題点を深く捉え型通りに書けばよい。
臓器移植、ガン告知、安楽死なの微妙な問題は、賛否両論を踏まえた上で、自説を表明する。自説を
書く際は、一方的に決めつけず、「どちらかというと、そちらの方が正しいと思うが、反対の立場も十分
にわかる」などという含みを持たせたほうが良い。
Aやさしさをアピールする
どのような出題でも患者本位で考え、患者のために尽くすのをいとわない母親のように考えるのが原
則。患者が自分らしい生活を取り戻すことを優先するので、患者を甘やかすのではなく、時には叱る
ことが必要なこともある。
必 読 書
 『医療と倫理』『医者と患者と病院』『看護』『合格への近道−看護師をめざす人の本』など

※ 慶應大学のAO入試案内のページ-------> http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/ao_kango.html

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