医学部学士編入

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生命科学の対策 (医学を学ぶ上では、必須の分野)
***出題形式・要求される知識レベル・対策法について***

出題形式

短答1問1答型と注意点
穴埋めや選択式など、知識の量と正確さが問われる方式。全問マークシート方式の大学もある。
要求される知識は、高校生でも楽に答えられるものから現役の医学生でも答えられない専門性の高いものまで様々(専門性の高いものはどの受験生も答えられないので心配ない)である。
  1. 「広く浅く」正確な知識を多く身につけることが必要である。必要な知識を直ぐに引き出せるように訓練が必要である。
  2. 用語集などで反復練習主体の勉強を。計算問題等もタイムロスの原因となるのでしっかり対策を。
論述型と注意点
与えられた条件をもと、どれだけ深く考え、それを正確に表現できるかが問われる問題で、「あなたの考えるところを書きなさい」「~の現象を説明しなさい」というパターンが多い。
  1. 知識量より質が問われるので、論述を組み立てるための正確な知識に言いたいこときちんと表現できるかが鍵となる。
  2. 解答は・・・
    1. 生命科学を専門とするに添削してもらう
    2. 詳細な解説が付いた高校生物の論述問題対策に取組む
総合型と注意点
上の二つのタイプを複合したもので、科学に関するトピックスを扱った穴埋めや小問、文章全体に対する要約や考察などが課せられるタイプで、知識量、英語力・科学的な洞察力が求められる。
  1. 生命科学系の文章である程度の長さを持った文章の内容を正確に読取る練習を字数制限を設けて要約してみる。(科学論文でなくてもよく、ブルーバックスや教科書でもよい)
  2. ある程度の知識・論述力があることが前提だが、上記を英文を使うと、英語対策にも使える。

知識レベル

生命科学で問われる知識は、一般的に「大学教養程度」までだが、入試でコアとなる考え方のほとんどは高校生物の範囲である。志望大学により若干異なるが、入試で要求される知識の6割が高校生物、3割が大学教養レベル、1割が大学専門レベルと考えて良い。ただし、分子生物や生化学の知識は必要である。
♦以下の問題で、8割程度できていれば、高校生物の知識はほぼ固まっていると考えてよい。5割以下ならすぐに高校生物の復習で固める必要がある。
  1. A型の血液は抗(   )血清で凝固し、B型の血液は抗(  )血液で凝固する。AB型はいずれの血清でも凝固(する・しない)が、O型はいずれの血清でも凝固(する・しない)。
  2. デンプンは(グルコース・フェニルアラニン・パルミチン酸)が連なったものであり、まず、(口腔・食堂・胃)で オリゴ糖レベルまで分解され、その語(肝臓・膵臓・十二指腸)が分泌する(ペプシン・アミラーゼ・ヌクレアーゼ)で2~3糖・短糖にまで分解されて(小腸・大腸・直腸)で吸収される。
  3. 光の明暗は主に(網膜・角膜・水晶体)の(桿体カンタイ・錐体)細胞によって、色は(カン体・錐体)細胞で感受される。ヒトの場合、これらの細胞が、視神経線維を出している細胞よりも眼球の(内側・表面側)にある。
  4. ヒトの染色体は全部で(23・24・46・48)本あり、うち(1・2・4)本が性染色体である。
  5. AB型の父親とO型の母親からAB型の子供が生まれる可能性は(  )%であり、A型の子供が生まれる可能性は(  )%である。
  6. つぎの細胞小器官の機能を簡単に説明せよ。また、これらのうち2枚の膜に包まれているのもを挙げよ。
     ①核 ②ミトコンドリア ③小胞体 ④細胞膜 ⑤リソソーム
  7. 次の言葉を使いDNAの情報からタンパク質が作られる一連の流れを簡単に説明せよ。
     (RNAポリメラーゼ、mRNA、転写、tRNA、コドン、翻訳)
  8. 1分子のグルコースが解糖系で分解された場合、何分子のピルビン酸が生じるか。
  9. 下垂体後葉から分泌されるホルモンを挙げ、その作用を簡単に説明せよ。
  10. ヒトの消化管は(  )胚葉由来であり、神経系は(  )胚葉由来である。
解答
  1. A、B、する、しない
  2. グルコース、口腔、膵臓、アミラーゼ、小腸
  3. 網膜、カン体、錐体、表面側
  4. 46、2
  5. 0、50
  6. ①DNAを含み、遺伝情報を保持している ②好気呼吸が行なわれる場所でATPを生産する ③タンパク質などの輸送に関与 ④細胞を保持し、細胞以外の物質交換に関与 ⑤細胞内で不要になったタンパク質を処理する二十膜で囲まれているのは①と②
  7. DNA情報がRNAポリメラーゼによって転写され、mRNAとなる。、mRNAのコドンには、対応したアミノ酸と結合したtRNAが付き、塩基配列がアミノ酸配列に翻訳され、リボソームの働きよりアミノ酸が複合しタンパク質となる。
  8. 2分子
  9. バソプレシン:肝臓に働き、水の再吸収を促進して尿量を減らす作用
    オキシトシン:乳汁射出、子宮平滑筋収縮などの作用
  10. 内、外
生命科学」の領域
※出題傾向・難易度は大学によって様々。

「生命科学」の出題領域

対策法・知識編

高校生物学習のポイント
「植物の反応」「分類と進化」「生物の集団」は必要ない

初心者の場合
いきなり実践レベルでは消化不良になるので、教科書や教科書型参考書を読み知識を身につけること。
高校・大学である程度の知識がある場合
初心者と同様で、忘れていた部分や知識が足りない部分を書き出し、定着させる。(ハイレベルな問題集より、基本的、網羅的な問題集を使い知識の穴を作らない)
知識を使い考える訓練は
大学教養レベルも含め知識の習得が終わってからの方が効率的である。
細胞 細胞の構造と含まれる小器官の働きに関する分野で、細胞小器官の種類、機能は必須項目。各器官を覆っている幕の構造・枚数、生命維持に必要な化学反応(解糖・好気呼吸)が細胞内のどこで行なわれているのか。細胞内外のイオン組成も大まかには覚えておく。
遺伝と生殖 メンデル遺伝の法則や遺伝子、染色体に関する分野で、メンデル遺伝は充分な理解が必要、染色体の本数と体細胞・減数分裂の関係は頻出。遺伝の計算練習も必要。
遺伝子の働き 核酸・タンパク質の性質と、核酸からタンパク質が作られるまでの一連の流れに関する分野で、DNAからタンパク質への一連の流れを押さえるのが第1目標。課程と関わる酵素はスラスラと口頭で説明できること。
刺激と反応 人間の神経系のつながりと働き、感覚器についての内容が中心となる分野で、視覚・聴覚などの感覚が身体のどの部分で受容されるのか、その仕組みを概説できること。神経細胞の構造・性質もしっかり覚えておくこと。
代謝 ATP生産の仕組み、グルコースが解統系とクエン酸回路の2つの経路でATPの材料なることを理解しておくこと。特にクエン酸回路の反応図は穴埋め問題で頻出なので、丸暗記でもよい。脂質・タンパク質の代謝も抑えておくこと。
発生 人間の胚がどのように分割されるのか、内・中・外胚葉が分化後どの器官へ分化するのかは理解しておく。シュペーマンの実験は流行りの再生医学に関する分野なので、詳しく抑えておくこと。
循環と体液 血液の流れ(左心室→大動脈→体内→大静脈→右心房・・・)を説明でき、循環と深く関わっている肺・肝臓・腎臓などの器官の機能も理解しておく。体液については、赤血球・白血球の働きや血液凝固、免疫系の概要(T細胞・B細胞の働きなど)は最低限抑えておく。ヘモクロビンの酵素解離曲線も理解しておくこと。
ホメオスタシス 主なホルモンの名前とその作用を説明でき、血糖・血液浸透圧コントロールの流れはつかんでおくこと。循環・体液分野との関連が深いので、両分野を見比べてながら勉強する。
推薦参考書
『新・生物入門』吉田邦久著(駿台出版)
スタンダードな参考書、センター試験向けなので、基本的な知識の習得・確認に最適。若干ハイレベルなことまで触れている箇所がある。
『生物Ⅰ・合格48講』『生物Ⅱ・合格24講』</dt>
キーワードが赤字で、必要な知識の習得を効率よく身につけることができる。
『生物ゼミノート』(数研出版)
書き込み式参考書で、手間がかかるが書かないと覚えられない人にお勧め。
大学教養レベルの生命科学
=「分子生物学+α(生化学、生理学、免疫学など)」
一番必要度が高い分野
分子生物学(生命科学上必須であり、高校生物ではあまり触れていない分野)
どの大学でも1・2年次に学習が済んでいることが多く、カリキュラムについていくためには一通り分子生物の学習は終わっている必要がある分野。
次に必要度が高い分野
遺伝学・生化学・生理学・免疫学(分子生物学と切り離せない分野)
生化学・生理学・免疫学は2年後期~3年次に学習する部分が多い。
分子生物学(=「核酸とタンパク質の生物学」)
高校生物は、主に個体から器官、細胞についてその機能や構造を学ぶが、分子生物学では、分子レベルまで解像度を上げて生命現象を解明しようとする学問。DNAからタンパク質が作られる流れ、分子レベルにおける細胞の構造と機能、細胞内における情報伝達方法など。

学習法

生命科学系の大学院生レベルの受験生向けの教科書
有名な『Molecular Biology of he Cell』Alberts著(Taylor&Francis)、用語の説明を正確に理解し、説明できるようにしておくこと。高校生物とかぶっている部分もあるが、未習部分を見落とさないように注意。分子生物学・生理学・免疫学も含め幅広い分野を1冊でカバーしているが、一般の受験生には使いにくい。
受験生に向けの教科書
『Molecular Biology of he Cell』Alberts著のエッセンシャル版の『Essential細胞生物学』Alberts著・中村桂子訳(南江堂)。著者は『The Cell』とほぼ同じ。
『標準細胞生物学』石川春律辺(医学書院)
『生物学と医学をつなぐ分子細胞生物学』中江太治編(丸善)など
分子生物学のポイント
最初の目標
細胞の構造を分子レベルで理解できることで、膜や細胞小器官(分子レベルの)の構造、大まかなスケール、核内容物の微細構造(クロマチンやヌクレオソーム)などはしっかり押えること。
核となるのは
DNA~タンパク質への一連の流れで、酵素や、プロモーター・シグマ因子などの定義を正確に押え、一つひとつの現象が正確に説明でき、加えて現象の起こる順番も意識しておくこと。
急所は・・・例えば・・・
  • スプライシングやポリアデニル化は遺伝子発現のどの段階で、どのような順番で起こるのか。
  • テキニックを用いた実験(DNAクローニング、トランスジェニック)などは頻出。
  • 染色体やサザン・ハイブリダイゼーションの原理なども即答できるようにおくこと。
  • 分子生物学に基づいた遺伝学(=分子遺伝学の概念)の概念をきちんと押えておくこと。
  • 原核生物と真核生物における遺伝子発現・調節の違いや、ガン抑制遺伝子・ガン遺伝子はどの様なものも頻出。
その他の分野(志望校の過去問研究し、必要に応じその分野の補強を行ないながら演習を重ねればOK!)
各分野のポイント
遺伝学
 どのように配偶子に分配され、子孫に伝えられていくのかを扱う分野で、メンデル遺伝から細菌(特に大腸菌)の分子レベルまでの遺伝学までふくみ、人の遺伝病についても理解を深めておく。
➥参考書『クロー遺伝学概説』J.F.クロー著(培風館)の前半部分
生化学
 特に生命維持に必要な生体内の化学反応を焦点にした学問分野で、生命活動に必要なエネルギーをどのように得ているのか、生体を構成する物質がどのように合成・分解されているかを扱う学問。
  • 分子生物学と重なる部分も多いが、代謝、特に糖代謝が頻出。
  • 律速段階の物質や関与する酵素も含め、解糖系からクエン酸回路、電子伝達系に至るまでの道筋を再現できるようにしておく。
  • 酵素の反応速度やミカエリス係数など、理論科学分野も頻出。
  • 基本的な糖やタンパク質、脂質、核酸の構造や定義は書けること。
  • 「ヌクレオシド」と「ヌクレオチド」の違いはひっかりやすい急所
➥教科書
『シンプル生化学』林典夫/廣野治子著(南江堂) (※医学部入学後も使用できる)
少し深く勉強したい場合は・・・
『ヴォート基礎生化学』Yoet著(東京化学同人)
『ストライヤー生化学』Stryer著(東京化学同人)
医学に偏りすぎで入試には不向きなのは・・・
『イラストレイテッド ハーパー・生化学』Oodwell著(丸善)
生理学
 生命活動そのものを解明することを目的とした学問で、入学以前に知っておくべき知識は、ほとんどが高校生物の範囲(感覚器による刺激の受容、体液バランスの調節、内分泌系によるホメオスタシスの実現、消化吸収など)の中に含まれており、改めて勉強する必要性は低い分野である。過去問で生理学に該当する部分が詳しく出題されていないのであれば高校生物の復習で充分である。
出題範囲
  • 循環・体液・内分泌や自律神経の働き、活動電位と筋収縮が中心になると思われる。
  • 消化に関わる酵素・ホルモンも生化学の代謝と絡めて押えておくこと。
➥教科書
シンプル生理学』根来英雄/貴邑富久子著(南江堂) (※有名な本)
生理学テキスト』大地睦男著(文光堂) (※使いやすいのでお勧め本)
医学を学ぶための生物学』谷口直之著(南江堂) (※若干マニアック)
バーン・レヴィ基本生理学』(Levy著・西村書店) (※一歩踏み込んで勉強したい時の本)
標準生理学』(広重力著・医学書院) (※医学生必須本だが、受験には辞書的で使いにくい)
免疫学
 あまり学士編入が試験の筆記試験では出題されないが、最近注目の分野で医学との関連が深く、身体を守る免疫系の働きを扱う分野である。基本的には「高校生物+分子生物学」の教科書に載っているレベルでOK!だが、大学によってはMHC拘束性、ネガティブセレクション・ポジティブセレクションといった、やや専門性のたかい部分まで突っ込んで聞いてくることもある。
過去問でこの種の出題があるなら、免疫系の全体像と関与する細胞・物質のうち主要なものは押えておくこと。(免疫系は数多くの細胞・分子が関与しており全体像をつかむのは大変である)
➥教科書
基礎医学系の本
免疫-身体を護る不思議なしくみ』矢田純一著(東京化学同人) (※画期的な本でお勧め) 分子生物学的な部分(ゲノムの再編成など)の記述が不足している感があるので、この分野は 『Molecular Biology of the Cell』の免疫の章を読めばよい。
臨床医学系の教科書の総論
STEPシリーズ』(海馬書房)/『新・病態生理できったシリーズ』など
 (※特に、生理学の「内分泌」や生化学の「代謝」など解りやすく、苦手意識がある場合お勧め)

対策法・演習編

演習のポイント3つ

  1. 高校生物範囲の演習
    • 用語集で知識の定着・・・
      医学部に出題される生物重要語とその定義』小松公夫監修(見龍出版)
    • 演習・・・
      生物Ⅰ・Ⅱの演習入試実戦編』押田全人著(Z会出版)
    • 論述問題・・・
      『生物 考える問題100選』吉田邦久著(駿台出版) ⇒一般入試用では難しいが、学士編入学試験レベルが多く収録され、力が付く。 『生物 重要テーマの攻略53』中島寛著(代々木ライブラリー)
  2. 大学教養レベルの演習
    演習が必要なのは・・・分子生物学・生化学分野(他の分野は高校の生物問題の演習と知識でカバー可能)
    分子生物学」の演習用として
    • Essential 細胞生理学』の章末問題。
      易しすぎる場合は、
    • プロブレム・ブック-細胞の分子生物学』J.Wilson著(ニュートンプレス)だが、全ての問題にチェレンジするのは難しいが、思考力を要する実戦的問題がそろっている。
    生化学」の演習用として評判の良いもの2点
    • 生化学演習』野田晴彦監修(東京化学同人)
    • 生化学・分子生物学演習』猪熊篤/野島博著(東京化学同人)
      (※大学教養レベルがバランスよく含み、知識の定着に実戦的に仕上げるにはベストの本)
  3. 実戦型演習
    実際の解答形式に近い形で取組み、答案作成の訓練と時間配分のペースつかむ。
    最初に
    入手してある(出来れば複数年分)過去問題を、時間をはかって解いてみて問題の傾向に慣れること。
    但し、まったく傾向の違う大学の問題は解く必要がないが、似たような傾向の大学の問題は取組んでみる。
    次に
    • 市販の『大学院入試過去問題集』など、実際の入試形式・レベルに近いものを利用する。特に、生命科学系・医科学系大学院のものは傾向が近いので訓練になる。また、一般入試の総合問題・小論文試験を課す大学の過去問も利用できる。
    • 1~2年の教養課程で一般入学者が学ぶことと、入試で問われるポイントが一致していることが多いので、志望大学の知人・友人に1~2年生向けの生命科学関連教養科目過去問題を入手する。
    • 知人・友人の生命科学を専門とする人がいれば、解答を添削してもらい、出題傾向別注意点を参考にしながら、弱点部分を補強する。
    特殊なケース・・・
    基礎的な解剖学の知識を問われることがある。
    ⇒対策
    コメディカル向けの解剖学の教科書でOKで、肉眼レベルでは主要な構造物(胸膣・腹膣・骨盤・神経系)の位置と形態。
    組織レベル・・・上皮を含む組織の一般構造が理解できれば不足はない。
    参考書イラスト解剖学』や『解剖学イラスト事典』松村譲児著(中外医学社)
編入学の数学・物理・化学
(注)高校で理系、大学教養レベルの経験者以外は自力で学ぶことは困難で、ある程度の期間(1年以上)が必要である。特に文系出身者の場合、小問・マークシート形式程度の問題なら短期間で実戦レベルまで乗り切ることができる場合もあるが、文系から過去に合格実績がない場合、文系出身者は避ける。
数学
・解析学(微分積分)が中心に、線形代数学などが出題される。最低でも、極限・テイラー展開・微積分計算(偏微分・面積分など)程度はや暗くこなせなければ突破は厳しい。
➥教科書『理工学系のための初頭解析学とその応用』二見靖彦著(サンエンス社)
(高校数学・大学教養でづウ学を学習していない、文系の人は合格点に達するのは、非常に困難である)
物理
・力学が必須分野で、熱学・量子力学・流体力学なども出題され、原子核物理学の初歩的知識も問われることがあるので、まずは高校の物理を十分に理解し、微積分を使った物理になれておくこと。
初学者が物理を学ぶ場合・・・
 まずは高校の物理の初心者向けテキスト(『物理のエッセンス』浜島著(河合出版など))をマスター後、『物理入門コース』戸田盛和/中島貞雄編(岩波書店)などで、力を身につけていくしかない。
化学
・高校化学の理論・有機をベースとし、大学によっては専門レベルの有機化学・量子化学まで出題される。
第1目標・・・
高校の理論・有機分野⇒分子生物学・生化学で必要な知識を身につけてる。
次に・・・
過去問を分析し、必要に応じ有機化学・量子化学の知識を加えるが、生命科学を勉強している者はある程度カバーはできる(有機反応論は対策が必要)が、量子化学は物理学(量子力学)の知識が必要なので、初心者には厳しいので、他分野で得点をカバーできる自信がない場合は、出題してくる大学は避ける。
※一般に生命科学系分野の出身者は物理・数学が弱い傾向にある。大阪大学医学部では、非生命科学系の理・工学ぶ出身者が健闘している。
英語の対策
試験科目に「英語」と明記されていなくても、「小論文」「総合問題」などで英語力が必要となる。場合によっては、「生命科学」で英語論文読解・テクニカルタームの穴埋めで英語力が必要にあることもあるので、英語力を全く必要としない大学はない。
  • 編入学試験で要求される英語力2タイプ
    1. TOEFL形式をとる大学
      スコアレポート提出、または筆記試験でTOEFL類似の問題を出題する大学の場合は、市販のTOEFL対策本を参考にする。
    2. TOEFL形式以外の大学
      編入学試験では、語彙力と速読力(内容理解)が重視され、英語を英語のまま理解する能力が要求される。(大学入試のように、複雑な構文の下線部訳や文法問題などが出題されることはない)
      具体的には・・・
      ➥Scientific Americanの記事など、テクニカルタームを含んだ一般向けの英文が苦労せずに読めることが必要である。(一部の大学以外は、『Nature』や『Science』に掲載される専門家向けの論文レベルまでは要求されない)
  • 語彙力の強化
    「大学入試レベルの単語+語彙力強化に特化の教材」が能率的。
    具体的には・・・
    ⇒一般的な単語習得に・・・『速読速聴英単語 コア1,800』松本茂著(Z会出版)
    ⇒大学入試レベル単語・・・『話題別単語リンガメタリカ』中澤幸夫著(Z会出版)
    ⇒余裕があれば単語集・・・『これを英語でいえますか?』(講談社インターナショナル)
    テクニカルタームについては・・・
    生命科学の勉強を通して身につけるのが最善の方法
    ⇒『Essential 細胞生理学』は、日本語と英語が併記されているので併せて英語も覚える。
    その他、科学を扱った文章特有の表現・単語について・・・
    ⇒『理系のためのサバイバル英語入門』東大サバイバル英語実行委員会著(講談社ブルーバックス)
    英作文で科学特有の表現が要求される場合は、目を通しておくこと。
    例:「溶液を希釈する」「心臓が血液を循環させる」など
  • 速読力の強化(※他に英文速読のHP参照)
    基本的に、英文を正確に読み内容を理解する力を身につけるには、毎日英文を読む練習を重ねるしかなく、ポイントは「ある程度の長さの英文(短文ではダメ)を読み、「その内容を自分なりに再構築してみる」練習をすることである。
    具体的には・・・
    1. ある程度の長さのある(A4判5枚程度)英文を用意する
      科学雑誌(専門化向けの論文を除く)の記事や、英文で書かれた生命科学の教科書などが入試に即しておりお勧めである。
      教材⇒『Scientific American』(=「日系サイエンス」の英語版)雑誌や、HP上の一般向けの科学に関する文章を適時プリントアウトして活用する。
      教材⇒『Nature/Science』(科学雑誌の最高峰といわれている雑誌)で、後半は科学論文で専門家向け。編入試験の受験向けとしては、前半部分の科学ニュースやreviewのレベルが最適で、英文がスラスラ読め、内容が理解できれば試験で困ることはない。
      教材⇒『The Merck Manual of Medical Informaition-home edition』R.Berkow著(POCKETBOOKS) アメリカ製の一般向け医学書でテクニカルタームの習得に役立つと同時に、モチベーションを高め る事にも有効(ペーパーバック版もあり、比較的安価)
    2. 次に30分くらい読んでみる
      一文一文を精読するよりは、文章全体の意味を捉えることに集中し、知らない単語やわかりにくい表現があっても、とにかく最後まで読みきることを目標とする。
      読んだ英文の要約を1,000字程度の日本語で書いてみて、書いた要約を見ながら英文を精読し(辞書を引いても良い)、きちんと内容を把握できたかを確認する。この時、文章全体として矛盾がないかどうかを重点的にチェックする。(客観的なチェックを受けること)

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