受験本番に強くなる 5

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科学的データを勉強に活かす編

「脳活性化力」で勉強効率をMAXに高める

  1. “暗記もの”は寝る前に詰込む
    1. 夜寝る前に覚えた方が、記憶の定着率がいい
      …脳科学や認知心理学から…

      人間の記憶は眠ることで保持・強化されることが明らかとなっている。
      英単語や歴史の年号などの単純な“暗記もの”は、昼間に憶えるよりも、夜寝る前に覚えた方が忘れにくく、記憶の定着率が高い。但し、自分に合う合わないの問題はある。
    2. より効率的、より自分に合った勉強法を開発する
      直前期の勉強にも活用できる短時間の仮眠も、記憶の固定に役立つ。
      昼間“暗記のも”をやった後、20~30分程度の仮眠をとると、仮眠しない時と比べどちらがよく覚えているかをチェックして、「よい」と思った方を積極的に取り入れる。
      ただし、受験勉強法に関しては、データで証明されていても万人に通用するとは限らず、「これが絶対」と言うことはない。
    3. 合理的な勉強法で追い込みを加速させる
      復習法に関しては、「翌日の復習」「1週間後の復習」「1か月後の復習」の3段階の復習で記憶の定着率を高める。最近は実験データで証明されているが、個人差もあるので自分に合わないこともある。大切なのは、まず自分で試してみることで、効果を確認できたらさっそく実践し、実践しながら自分なりの工夫を加え、より自分に合ったやり方にし、直前期の追い込みを加速させる。
      山登りは数学に似ている。頂上がひとつ。
      そこに行き着く何通りのも方法から、最もシンプルで合理的なルートを見つけ出す。

                               「容疑者Xの献身」
  2. アウトプットで理解を深める
    1. “アウトプット”が記憶と理解を助ける
      受験勉強はインプット(暗記や理解)とアウトプット(暗記理解したことを思い出し、問題を解く)の2つの過程があり、「アウトプットはインプットの助けになる」ということがわかっている。
      参考書を読んでも内容がよく理解できない時は、要点をメモに書きながら読んでみたり、声に出して読んでみるとといったアウトプットが脳を活性化させ、理解や暗記を促進する。
    2. 友人や教師を相手に、“模擬授業”をしてみる
      理解したつもりでも実はよくわかっていなかったり、自分の理解に不安を覚えたりすることもあるのが、“模擬授業”などで「説明する」というアウトプットによって理解や記憶が強化されるので、一石二鳥である。「ここ、意味が解らないよ」「それは違うんじゃない」と言われれば、理解が足りない証拠であるので、さっそく復習をする。聞いてもらう相手は誰でもいいので、声に出して“模擬授業”をしてみる。
  3. アウトプットが記憶力強化のカギ
    1. インプットの偏った暗記は忘れやすい
      とにかく丸暗記するしかない英単語や漢字、歴史用語や年号、科学の有機・無機などは、どうしても直前期にまとめて取り組むことが多くなるので、出来るだけ効率よく暗記したい。“暗記もの”をやる時は、問題を解いて確認する“アウトプット型”の方が記憶の保持・定着の点で優れている。
      (単語集や参考書などを見ながらのインプットよりも)
       ***だから「問題を解きながら覚える」のがベスト***
    2. “まとめ集”は2冊買って、テキストで確認する
      直前に“まとめ集”でチェックや暗記をする時は、同じ本を2冊用意して“テスト集”と“解答集”に分けて使う。
      1冊目で一通り確認しながら、「覚えるべきこと」を黒く塗りつぶすと、即席の“空欄補充の問題集”ができる。2回目3回目と復習し、正しく言えるかどうかをテストし、“回答集”で答え合わせをする。
  4. 脳を活性化させてから勉強する
    1. “単純作業”で脳の働きを高めてから勉強する
      「さあ勉強しよう」というとき、なかなかエンジンがかからないのは、「脳がまだ勉強す態勢になっていない」ことが原因で、理解や記憶をつかさどる脳の部位が“半分眠って入り”からである。
      →対策…勉強を始める前に簡単な計算練習をすると、脳の活動レベルが上昇して「準備OK」の態勢を整えることができる。
    2. 試験当日も“脳のウォミーングアップ”を
      “単純作業”などから入り、脳を活性化させておくと“トップスピード”に達するまでの時間が短縮される。
      …単純作業…計算や漢字の練習、英文の音読など
      最初の勉強に、センター数学の問題を「計算練習」のつもりで解いていたら、頭がシャッキリとして理解や暗記がスムーズに進み、直前期の勉強ははかどった例は多い。とにかく試してみることだ。
      試験当日も、朝の起き抜けや試験開始前、昼休みなどに実践する。
  5. 体を動かして前頭前野を刺激する
    1. あくびが出てきたら、たって勉強する
      長時間イスに座っていると眠くなったら、座って勉強するのをやめ、立って勉強したり、部屋の中を歩きながら勉強すると、血行が良くなり、脳が再び活発に働き始める。
      集中して勉強している時の脳は、エネルギーをより多く消費するので、脳が酸素不足になり易いく、加えて、長時間イスに座っていることで血行が悪くなり、脳に十分な血液が送れなくなるので、あくびが出る。あくびにより、酸素を大量に送り込み、不足気味の酸素を脳に送ろうとする。
    2. “ウォーキング勉強”をする
      合格者の中には、結構“立ち歩き勉強”をしていた人は多い。記憶や思考を司る脳の「前頭前野」は、散歩やジョギングなど、身体を動かすことで活性化される。
  6. 勉強の効率を上げる勉強法
    1. 7~8割できたら先に進む
      勉強のやり方として、何事も完璧にやらないと気が済まないタイプの人は、“勉強する姿勢”としては立派なように見えるが、勉強のやり方としては要領が悪すぎる。参考書や問題集に取組む時は、わからないことが多少あっても、とりあえず一通り終える。最初は「さあ勉強しよう」というとき、なかなかエンジンがかからないのは、「脳がまだ勉強す態勢になって何がわかって、何がわからないのか」をチェックっするつもりで進める。
    2. “細かい穴”は復習で塗りつぶしていく
      わからないことを残したまま先にすすむのは、気持ちのいいものではないが、全体の7~8割程度仕上がっていれば、とりあえず次の段階に進む。
      効率のいい勉強法の基本は、「1回で進む範囲を多くとり、復習で“穴”をつぶしていく」。定着できていない2~3割については、復習を繰り返しながら埋めていく。
      受験勉強の半分以上は、「復習」と思うことである。最初はわからなかったことも、勉強が進んでから振り返ってみると、「あっ、そういうことだったのか」と理解・納得できることが往々にして起こる。
      とりあえず先に進むことで、知識量を増やし、知識と知識のネットワークを強化し、“残してきた穴”もつぶしやすくなるというのが、多くの合格者の経験則である。
  7. “〆切効果”で脳をフル回転させる
    1. 「考え込んでいる」時の脳は活動的ではない
      試験まで残り少ない時期には、解けない問題にぶつかって、30分も1時間も考え込んでしまった場合、脳は考えているふりをして“サボっている”ので活動的でない。自分でじっくり考えることも大切であるが時期による。
      一面において「時間を制した者が受験を制する」も真で、受験勉強は、“時間との戦い”である。
    2. “勉強のノルマを1分1秒刻み”のスケジュールを立ててみる
       1日のノルマを決めたら、「1題20分で解く」「10分考えてダメなら答えを見る」などの、さらに細かい制限時間を設ける。気分転換にも制限時間を課す。「いつまでにやらなければならない」と言う指令が脳に送られると、その課題を達成しようとして脳がフル回転し、普段以上の集中力や思考力を発揮する。(=“〆切効果”)時間に追われるのではなく、「時間に追わせる」。
  8. “脳のマンネリ化”を防ぐ
    1. 飽きてきて勉強場所を変えると、脳の働きが高まる
      脳は新しい刺激に大きな反応をするが、同じ刺激が続くと反応の幅が小さくなり、脳の働きが低いレベルで安定してしまうことが、「飽き」や「マンネル化」の正体である。
      脳のマンネリ化を防ぐには・・・
      勉強の環境を変えること自体、脳にとっては新しい刺激になるので、勉強場所を変えてみるの有効となるので、勉強に飽きを感じたら勉強道具一式を持って別の場所に“引っ越し”をしてみる。
    2. “台所勉強”や“ちゃぶ台勉強”も試してみる
      “場所変え”と“姿勢変え”などでが、新鮮な刺激になり意外と勉強がはかどることもある。また、短時間でできる“暗記もの”などは、直前期の“スキマ時間”を目一日活用する。
  9. 睡眠時間を削ってはいけない
    1. 自分の“適性睡眠時間”を知っておく
      慢性的な睡眠不足は、脳の働きを鈍らせ、特に、記憶力と思考力の低下が著しくなる。今は、「四当五落」ではなく、「七当六落」で、昔の常識は今の非常識となっているが、自分の適性睡眠時間を知っておくことが大切である。
    2. 足りない分は“休眠時間帯”を起こして活用する
      睡眠時間を減らして勉強時間に回しても、集中力や思考力、記憶力が低下するので、結果的には効率を落とすことになるので、何もしていない“休眠時間帯”の“スキマ時間”を徹底的に活用する。
  10. 眠れない時は、無理に寝ようとしない
    1. 睡眠時間よりも“気分”の方が重要
      睡眠不足が直接的な原因ではなく、「寝不足でスッキリしない」「こんな状態で試験を受けたくない」という不安な気分が、脳の活動を弱らせてしまうことが圧倒的に多い。逆にいうと、どんな睡眠不足でも「問題ない。むしろこのくらいの方が自分は実力が出せる」と“プラスの気分”でとらえれば、睡眠時間に関係なく、脳は働いてくれる。
    2. 「眠れなくても大丈夫」と自信を持って寝る
      人間の脳の活動は、気分によって左右される。実際、眠れなくても、静かに体を横にしているだけで頭の疲れは取れる。眠れないということはそれだけ頭が覚醒し、“戦闘モード”になっている証拠でもある。「眠ろう、眠ろう」と焦るから余計眠れない。「眠らなくても平気」「よし、おきて復習するか」位に思っていると、自然に睡魔が襲ってきて寝てしまうものである。
  11. 愛着グッズの効用
    1. 就寝前、使い込んだ参考書で復習する
      受験生にとっての「安心毛布」は、「思い入れのある参考書」や[使い込んだノート」などで、不安で寝つけない人は、それらで復習してみる。「不安撃退」と[記憶強化」の一石二鳥の効用。
    2. “愛着グッズ”を試験場に持ち込む
      使い込んだ参考書やノートの復習に没頭していれば、余計な不安や邪念を振り払える。
  12. アウトプットをこまめに実践する
    1. 寝る前に「今日勉強したこと」を書きだす
      記憶は、①記銘(インプット)→②保持(貯蔵)→③想起(アウトプット)の3つのプロセスからなる。覚えたことが思い出せない時、「忘れてしまった」と感じ、“記憶力の無さ”を嘆くが、記憶したことは脳に残っている。「覚えたことを忘れない」ためには、アウトプットの練習をたくさんすることが必要である。
      夜寝る前に「その日の勉強の内容」を思い出し、紙に書いてもいいトレーニングになる。
    2. 「気分転換にカラオケ」もアウトプット重視
      アウトプットの訓練をこまめに行うことで、“記憶を引き出す回路”が強化され、覚えるべきことが「思い出しやすい記憶」として定着するので、理解力や思考力にもいい影響を与える。
       英文の音読など、「声に出す」のもアウトプットで、カラオケなどの脳が活性化するし、気分転換にもなる。記憶に関係する脳の部位が活発に働き始め、結構も良くなり、勉強で疲れた頭がスッキリとする。
      ドアの向こうに夢があるなら、ドアがあくまでと叩き続けろ。矢沢栄吉
  13. 「脳によさそう」なことは、とりあえず試す
    1. 実験精神で、指回し運動、音読、百ます計算…まずは試す
    2. 試しながら、自分に合ったやり方をにつける
      自分に合う合わないかは、腱かで判断するしかないが、“実験精神”の強い人は、実は受験本番に強い。受験に強い人は、勉強にしても気分転換にしても、いろいろ試しながら、自分なりに工夫を加えながら、最終的に自分に合ったより方を身につけているが、それができる人は、大学生になっても、社会人になっても、自分で自分の道を切り開いていける。
      ***「受験に強くなる」ことは「人生に強くなる」ことに通じている***

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