受験本番に強くなる 8-1

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試験への対処技術1~11編

「できるけどやらないだけだ」と自分に言い聞かせている間は、「できない」ということを、別の表現で言っているに過ぎない。 リチャド・P・ファインマン

(1)問題用紙が配られている間に大きな深呼吸を

試験官が問題用紙を配っている数十秒の間に、実はやることがある。「大きな深呼吸」という儀式で、これには大きな意味が2つある。
***1つ目の理由は、「脳に十分な酸素を供給するため」***
これから試験問題を取り組むに当たり、まず脳に十分な酸素を供給しておく必要がありまる。
試験中は集中するため、脳でたくさんの酸素が必要でだが、一方で、集中している時は呼吸が浅くなりがちであるので、せめて、試験寸前の問題用紙を配られている間に、大きな深呼吸をしておけば、脳の働きをよくし、よいスタートを切る。
***2つ目の理由は「落ち着きを取り戻すため」***
試験中に焦りながら問題を解いていると、うっかりミスをする可能性が高くなる。うっかりミスを防ぎ、落ち着いて問題を解くことができるよう、問題用紙が配られている間に大きな深呼吸ををすることが、試験の流れを左右する小さな儀式となる。

(2)問題に取り組む前に、試験全体の把握から始める

山は、全体が見えるから、登るときに安心します。いきなり山を登り始めようとすると、どんな山で、どれだけの高さがあり、どんな道が待ち受けているのか分からない。登山前には、大まかでいいので山全体を知ることである。
心理的に安心できるだけでなく、登るときの具体的な対策を立てられるようになる。試験もいわば山である。頭が柔らかくなったり、視野が広くなったりして、違った角度から考えられるようになり、正解が思い浮かぶことがあるのである。

(3)試験開始、最初の30秒で全ての問題に目を通す

  1. 他の受験生より心の余裕で点で一段上に立つ
    • 試験開始の合図、30秒間はひと呼吸おいてゆっくり問題冊子のページをめくる。
    • 次の30秒では、全ての問題にざっと目を通し、易しい問題を見つけて1問を確実に解いて勢いに乗るのが試験の鉄則。何も考えずに順番に解こうとしない。
      「どうゆう問題が、どんな順に並んでいるか」 「過去問と比べて傾向や形式が変わっている点はないか」 「苦手分野、得意分野の問題がどこのあるか」などを30秒間でチェックする。
  2. 30秒間の“戦術確認”は二重のリスクを減らす
    • 最初に全体の問題構成を把握しておくと、試験開始から終了までの事前の戦術と照らし合わせた“戦い方のイメージ”が見えてくる。(緊張感で事前の戦術が頭から抜けているかもしれない)
    • 問題の傾向や形式が変わっていた場合、戦術の練り直しをしなければならないが、最初の段階でやっておかないと意味がない。
全体的に思考して、局所的に行動せよ。最小限を行使しつつ、最大限を達成せよ。 バックミンスター・フラー

(4)問題文より先に設問に目を通せ

  1. “設問の先読み”は10分の得
    「どこに注意して問題を読めばいいのか」がわかり、効率よく解答作業ができる。
    例えば、問題の英文を読み終えてから設問を見ると、「下線部と同じ意味の単語を文中から抜き出せ」などとあった場合、「また最初から読み直して探さなければならない」のでは、時間ロスだが、問題文より先に設問内容を把握しておけば、下線部と同じ意味の単語に注意しながら英文を読めるのでムダがない。長い英文な、読むだけで10分程度解答時間が節約できる。
  2. 設問や選択肢から内容を類推する
    英語の長文問題の場合は、設問を先に読むことで、英文の内容を大まかに把握できる。
    例えば、設問の中に、「英文の内容に合致するのもを次のア~エ~選べ」という正誤問題などは先に選択肢に目を通しておくと、英文を読まなくても「どんなことが書かれているのか」が見える。
    選択肢の中に「日本人と欧米人の食事のマナー」と書かれていれば、その選択肢が間違いだとしても、「日本と欧米の食事のマナーの違いについて書かれているな」と類推できる。
    英文が圧倒的に読みやすくなるので、選択肢を吟味しながら進められ、ムダがない。

(5)“撤収”するまでの時間を決めておく

  1. 制限時間の“配分比率”が合否を左右する
    株の世界で「見切り千両」という言葉があるが、早い話が、「一見解けそうだが、いざ手をつけてみると厄介な問題」に当たった時、なるべく早めに見切って別の問題に医釣ったほうがいい、ということである。
    「もうちょっと考えれば解けるかもしれない」と粘って時間を使いすぎると、確実に解ける問題を残してしまったり、時間不足で焦ってミスをしたりすると、踏んだり蹴ったりの結果をかねない。
    試験本番では、制限時間の“配分比率”が決定的に重要となる。
  2. 解答時間と撤収時間を先に決めて解く(本番戦術極意の1つ)
     試験が始まったら、全ての問題にざっと目を通し、大問ごとに解答時間の目安を記入する。さらに、行き詰った時どのタイミングで“撤収”するかの目安となる時間も合わせて書き込んでおく。
    例えば・・・
    「20分解答時間・5分撤収時間」なら、「20分以内に解くことを目標にするが、5分考えて解答の道筋が見えなければ、あきらめて別の問題に移る」
    直前期の過去問演習の実践で「解答時間の見積もり力」と「見切り力」を鍛える。 成功の見込みがなかったら速く見切りをつけ、撤退しながら次のプランを考える。

(6)まず一問、易しそうな問題を確実に解いて、気分をハイにして波に乗る

  1. 確実に得点して勢いをつける
    試験開始のベルが鳴っても焦ることはない。問題冊子を開いたら、まずは「解けそうな問題」「簡単そうな問題」を探す。入試問題は必ずしも易しい問題から順に並んでいるわけではないので、第1問から解き始め、それが難問だったら、簡単に解ける問題に手を付ける前に“終了”のベルがなりかねないので、「確実に解けそうな問題から順番に解く」ことが“鉄則中の鉄則”で最後に残した難問は捨てても良い。
    基本から標準レベルの問題で得点を重ねれば、確実に合格ラインを越えられる。
  2. 問題が解けたら思い切り遊ぶ
     まず一問確実に解けたら、「よし、やった」と心の中で雄たけびを上げてガッツポーズの効果的で 理にかなった行動である。
     喜びや快感を脳が認知すると、脳内でベータ・エンドルフィンという物質が生成され、不安やトレス、痛みなどを抑えて気分をハイにする作用が知られており、“脳内モルヒネ”と呼ばれる。
     「波に乗る」「勢いに乗る」ことで、普段の実力以上のものを発揮するすることがある。

(7)確実に解ける問題から手を付けると、調子が出る。

「試験開始!」試験が始まると、ほとんどの人が試験が始まるやいなや、一番の問題から進めようとするはずである。第1問、第2問、第3問と順番どおりに進めるのは、別に不思議なことではない。早く問題に取りかかりたいし、少しでも時間を有効に使いたい気持ちは当然のことであるが、いきなり1問目から取りかかるのはよくない。というのは、いきなり1問目から難問が待ち受けていることもある。大学では受験生の柔軟な思考を確かめるため、わざとそうすることがある。最初に難しい問題があると、いきなりつまずいてしまい、調子が狂ってしまうこともある。
1問目の難問に時間と体力を使ってしまうと、焦りを助長し、焦ったがために平凡なミスをしたり、読み飛ばしてしまったりする可能性も出てくる。 まず、試験が始まって最初にすることは、「最も簡単な問題から順に手をつける進め方」がベストで、気持ちを楽にさせる効果がある。
まず一問、確実に解いくことで、「できた!」という達成感と心の余裕を作るためにも、1問解ければ、調子が出始める。
テストの雰囲気を見た時に、簡単そうな問題は、だいたい見当がつくはずだ。簡単そうな問題が3つ目にあれば、3つ目から始める。試験問題を、1から順に進めなければならないというルールはない。場合によっては、いきなり最後の問題から始めてもよい。確実に解ける問題を解いた時、小さな達成感が生まれる。気持ちの余裕は大事で、心が落ち着き、調子もあがる。
確実に解ける最も簡単な問題から取り組むめば、調子が出始める。

(8)過去問を“瞬殺”できるようにする

  1. 弱点や実力不足は“戦術”で補い勝つ
    直前期は、「問題を見た瞬間に答えが浮かぶ」まで、志望校の過去問を徹底的にやり込む。過去問は“対戦相手の試合ビデオ”のようなのもで、対戦相手のビデオを繰り返し観て長所や弱点を分析し、勝つ為の戦略を立てる。実力不足や選手層の薄さは戦術で補って勝つ。
  2. 「敵を飲んでかかる」余裕と自信を築く
    入試問題は、大学によって独自の傾向や癖があるので過去問をやり込むことで完全に把握し、どんな問題が出てきても「ああ、また同じような攻め方できたな」と思えるようにする。また、最大の目的は過去問を“瞬殺”できるまで徹底的にやり込んで、学力的に「志望校向きの実力」を完成させることで、心理的に「敵を飲んでかかる」余裕と自信を作ることが目的である。
    実力的に「ちょっと厳しいかな」と思える受験生は、ひたすら過去問を解きまくり、「過去問を見た瞬間に答えが浮かぶ」ようになれば、その志望校は”お得意さん”で”敵”を丸裸にできる。
    過去問を制する者は志望校を制す!(極意中の極意)

(9)数学の試験中は消しゴムを使わない。二重線で消す

 山で遭難した人が、山から抜け出せないのは、同じところを何度もぐるぐると歩き回っているからである。真直ぐに進んでいるつもりなのに自然と道筋が傾いて「あれ?さっき通った道じゃないか」ということになる。焦ってしまうと体力を消耗してしまい「また同じ道だ。どうなっているんだ」となる。真直ぐに進んでいるつもりでも、ぐるぐると同じところを回り、いつまでも山から抜け出せない。これが遭難するパターンである。
遭難するのは登山中だけ、とは限らない。数学の試験中にも、遭難することがある。数学問中だけ、とは限らない。数学の試験中にも、遭難することがある。数学問題の回答形式といえば、大きく与えられた余白に解答を書く形式だ。問題文は、たったの数行なのに、解答を書く余白は1ページまるごとという場合も少なくない。問題文よりはるかに大きな余白に、違和感を覚える人も多い。「マス目を埋める形式」もありますが、大学受験ではまれだ。ほとんどの大学では、与えられた大きな白紙に計算式を書いて、答えを記述していく形式が中心である。
この形式の場合、アドバイスとして、消しゴムをあえて使わないこと。完璧主義の人は、誤字脱字もなく、読みやすくてきれいな回答を作りたがろうとするが、実は、汚いほうが点が取れやすい。間違えた計算プロセスを残すためである。もし消しゴムで消してしまうと、間違えたプロセスが完全に消え、消してしまうと間違えたプロセスが見えなくなり、頭が混乱する。別の方法で解いているつもりでも、さっきと同じ失敗を繰り返してしまう可能性がある。

(10)異なるタイプの問題を“頭の切り替え”に活用

  1. 「時間のかかりそうな問題」は後に回す
    得前期の“本番戦術”としては、過去問演習は時間配分や問題を解く順番など、自分なりにある程度固めておくが、本番では臨機応変に対処する。あらかじめ決めた戦術に固執し過ぎると、その通りに行かない時に同様右して思考が乱れるので、戦術を大間々¥科に描いた上で、状況に合わせて修正する「切り替え力」も養っておく。
    例えば・・・
    • 最初に解くと決めていた大問が、意外と手こづって時間がかかりそうな時は、区切りのいいとこ炉で中断して後回しにする。
    • 予定時間をオーバーしていても、もう少しで正解が出そうな時は、時間を気にせず解き切ることに集中する。解き終わったら、残った問題の時間配分を修正すればよい。
  2. タイプの違う問題を解いて脳をるフレッシュして活性化させる
    疲れてきた脳ににもストレッチ体操は必要で、時々気分転換をさせ、頭の働きをベストの状態に 保つ。
    例えば・・・
    • 単調な計算問題ばかり解いていると、次第に集中力が落ち、長文ばかり解いていると、飽きがきて意欲が減退するので、計算問題の合間に図形や関数の問題を解く、長文ばかり続くときは、文法や英作文の問題を間に挟むなどの工夫をする。
     脳に違うタイプの刺激を与え活性化させ、高いレベルの集中力を保つために、休憩ととらずに脳をリフレッシュする技術として活用する。
    必要以上の追求は事態を悪化させる。

(11)4択問題で最も正答率が高いのは、3番目である

4選択肢の問題が難しすぎて、いくら考えても分からず、まったく見当がつかない問題が出題された場合は、「3番目を選ぶ」というルールを実行する。
成者の性格や気分によっても変わるので、1番目が正解であったり、2番目や3番目が正解であったりする場合もあるが、やはり問題を作るのも人間なので人間心理も影響する。

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