受験本番に強くなる 8-2

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試験への対処技術12~22編

(12)分からない問題に、いつまでも執着しない

 「試験問題の中で、全然分からない問題が出てきた」とき、どうするか。4択問題の場合は、「3番目を選ぶ」というルールを決めておくのもいいし、直感を信じて、最初にぴんと感じた選択肢を選ぶというのもいい。「完全に分からない問題が出たときどうするか」を、あらかじめ考えておくことである。何故か。
「分からない問題に無駄な時間を費やさないため」である。
自分の学力が足りず、考えても分からない問題は「分からないときにはこうする」と自分ルールを作っておくことが大切で、分からない問題に無駄な時間を使うことを防ぐことができる。自分のルールを信じれば、見切る時も精神的に楽になる。節約できた時間は解ける問題に回し、確実に点を取るようにする。分からない問題はさっさと見切りをつける一方で、分かる問題こそほうがいい。間違っていれば、精神的に動揺し、次の試験に影響を及ぼすからだ。悪い結果は、なぜか長く引きずるものだから。動揺や不安が広がると、次の試験中に集中しにくくなる。
「出来が悪いかもしれない。どうしよう……」どうしようと思っても、今さら変更しようがない。
それより気持ちをさっと切り替え、受け終わった試験のことは忘れ、数十分後に受ける次の試験に向けて気持ちを集中させ、休み時間のうちに少しでも試験勉強すれば、間に合うことが何か見つかるかもしれない。友人と試験のことで話し合ったり答え合わせをしたりするのは、一連の試験をすべて受け終わってからだ。教科書を開いて、気になる問題の答えを確認してもいい。模擬試験の場合は、試験後すぐ回答が配られるはずですから、そのまま復習もスムーズにできる。そのタイミングで間違いに気づき、動揺する分にはいい効果を生み出す。「知識の穴が見つかった」本試験までに埋めるべき穴を見つけ、勉強へのやる気へと変え、その勢いで復習する。
試験後の休み時間は、友人と答え合わせではなく、次の試験勉強をする。

(13)わからない問題でも、書けるだけ書いて次へ

  1. 苦し紛れの解答でも、書かないよりマシ
    分からないかと言って、解答欄を空白にして次の問題に移ると、“空白の解答欄”が目に入り、どうしても気持ちが萎えてきて、自信がなくなってくる。「次の問題も解けないかもしれない」と、ネガティブな気持ちを引きずってしまう。苦し紛れの解答でも「解答欄を埋める」ことでマイナス思考を断ち切り、気持ちを切り替えることができる。
  2. “悪あがき”をみっともないと思わない
    何も書かなければ確実に0点だが、例えば、数学ならとりあえず図だけ描いておく。解き方の方針を書いて、「ここから先の計算がわかりません」と記入しておくと、部分点をもらえることもある。
    何か書いてあれば1点でも2点でももらえれば、最低合格点を1点でも上まれが、合格である。
    「1点への執念」が、マイナス思考を断ち切り、気合と集中力を保つエネルギー源になる。
あきらめるのは簡単だ!しかしその前に、今まで自分たちが築きあげてきたものを信じて、とにかく最後まで戦ってみろ! 森田まさのり

(14)行き詰った時は、問題文を見直す

  1. 余裕がないと「見落としや勘違い」で問題文を読み違える
    入試問題に「解けない問題」はない。 どんな問題も、必ず解けるようにできている。解けないのは、突き詰めると「解き方を知らない」か「解き方を思い出せない」かのどちらかである。
    もう一点は、解き方を知っていても、「問題文を正しく読めていない」か「条件などの見落としがある」場合は、どんなに頑張っても解けず、このケースが非常に多い。
  2. 条件やポイントに印をつけながら読む
    行き詰まった時、解き方を間違えている可能性もあり、問題文をもう一度しっかり読む必要がある。
    問題文には、問題を解くためのヒントが詰まっている。
    • 数学や物理…与えられた設定条件を正確に図やグラフにするだけで解放の糸口を見つけることが多い。
    • 小説文や古文…最初のリード文(物語の背景や状況などを説明する分)や、語句の注釈がヒントになることもある。
    • 問題文を再読する際は、「ここは重要」「「この条件は見落とし易い」というポイントに線を引きながら解くと、失いかけた余裕も取り戻せる。

(15)部分点が取れる問題でした悪あがきで、合否が決まることもある

記述形式で回答する場合によく「部分点」がもらえることがある。国語、数学、歴史など、「主人公が、なぜ家に戻ったのか、心情を述べよ」「円周率が3以上であることを証明せよ」「豊臣秀吉が太閤検地を実施した理由を述べよ」回答の記述がどれだけ正しく詳細まで書かれているかによって、もらえる点数が決まる。完全な正答ではないが、初歩的な理解はできていると採点者が感じたとき、ある程度点がもらえるので、分からなくても、分からないなりに悪あがきをすることだ。
本当は見当のつかない問題でも「もしかしたら」と思って書いた内容で部分点がもらえることは十分に考えられる。できるだけ長い文章を書いて「もう少しで回答できる」という「そぶり」を見せるのも、実力のうちだ。悪あがきによってもらえた部分点で合否が決まることもある。

(16)問題用紙にどんどん書き込みをする人が、試験でも高得点を得る

ときどき問題用紙に書き込みを控える人がいるが、問題用紙は汚すものだ。問題を読んで、回答しやすくなるような書き込みは、躊躇せずどんどん書き込む。解答用紙にどれだけ書き込みがあっても、減点はされない。複数の選択肢がある問題を読んで「これは違うだろう」という問題から印をつける。

後から見直しをしようと思う問題には、星マークを付けるなど工夫しだいだ。当然、問題用紙は汚れるが、大切なことは、自分が回答しやすい状態を作ることだ
問題用紙に書き込みをしないと、後から読み直したり、考え直したりする時間が発生する。
もし「問題用紙に書き込んではいけません」と言われても、薄い字で書き込んで、後から消しゴムで消せばいい
そのくらいの度胸がないとだめで、どんどん書き込んで、回答しやすくする。

(17)見直し時間は、解ける問題が確実に回答できているかを確かめる

試験全体を解き終え、時間がわずかに残っていることがある。後回しにした問題を解いて、とりあえず空欄はすべて埋め、まだ時間が残っている場合は、試験全体を解き終えた後にすることは「見直し」だ。問題1から順番に見直しをしたいが、時に判断に困る場面がある。時間は残っているが、問題全体を見直すほどの時間ではない場合は、時間配分で困る。残り少なない見直し時間をどう有効活用するべきかについては…

  1. 解ける問題が確実に回答できているかを重点的に確認する。
  2. 自信がない問題を見直ししても、やはり自信がないのではっきりしないので、確実に解ける問題で凡ミスがないかを確かめるほうが、はるかに価値がある。
  3. 当たり前にできる問題ほど、うっかりとしたミスが多いものだ。
    • 問題文を誤解していないか
    • 初歩的な計算で間違っていないか
    • 漢字が間違っていないか
    • 英単語のスペルが間違っていないか
    • 読める字になっているか
基本的なところのミスで、回答が台無しになることがある。分からない問題で点が取れないのは、ある程度諦めもつくが、分かる問題で間違っているのは悔しくしいものだ。
解ける問題が確実に回答できていることを、重点的に見直していく。

(18)「空白を埋める」という行為は、人間性を形成する基礎になる

テストではどんなに分からない問題が出題されても、空欄は絶対に埋めることだ。空欄のままでは、点をもらえる可能性はゼロだ。分からなくてもいいから何か書けば、点をもらえる可能性がある。運もテストの点数に反映される。
「分からないから空欄のままにする」という行為には、実はテストでスコアを得るだけでなく、もう1つ深い意味があり、「返事のできる人間性を形成する」という重要な意味がある。テストで「分からないから空欄のままにする」という癖がついてしまうと、人間関係では苦労する。誰かに話しかけられた時「知らないことは返事をしない」という人間に育ってしまう。テストであれ、人間関係であれ「知らないことはほうっておく」という根底部分は同じだ。人に話しかけられた時、内容が分からないから返事をしないのでは、トラブルになる。知らないから返事をしないのは「無視」と同じで、コミュニケーションが完全に中断され、人間関係もうまくいくはずがない。分からなければ、分からないなりに返事があるはずで、「知識不足で分かりません」でもいいですし「教えてください」という返事でもいい。会話のキャッチボールを継続することだ。適当な返事でもいいから、とにかく無視は避けることが重要なことだ。
未知の会話が登場しても、分からないなりに何か返事をすれば、コミュニケーションが続く。下手な会話でもいい。
大切なことは「とにかく返事はする」という姿勢だ。
なんでもいいから答えを埋める習慣によって、人間関係のうまい人として育っていく。
知らない会話でも、なにか返事をする。

(19)テストの点数には、運の力も含まれている

生徒の中には、知らない問題は答えの書きようがないと思い、空白のまま答案用紙を提出する人がいるが、ひどく損をする。「運も実力のうち」「どんなに分からなくてもいいからとにかく空欄を埋める!テストの点数には運も含まれている」。例え、たまたま偶然で正解したとしても「運も実力のうち」だ。見当の付かない問題が出ても、とにかく空欄は埋める。 適当でいいし、勘でもいい。空欄は確実にゼロですが、何か書けば、正解する可能性はある。場合によっては部分点をもらえることもある。たまたまの正解でもいい。運も実力のうちなのだ。
どんなに分からない問題が出ても、とにかく空白は埋める。

(20)過去問演習の“落とし穴”に注意する

  1. 本番と同じ解答用紙で、答案練習をしておく。答案用紙への“慣れ”は意外に重要
    本番で配布される記述式の解答欄は、マス目があるもの、四角の千で囲んであるだけのもの、四角の中に罫線が引かれているものなど、形式も大きさも様々なので、事前に慣れておかないと、答案作成に時間がかかって調子を崩してしまうことがある。本番を想定した過去問演習でも、本番と同様解答用紙を使って慣れておくことが大切となる。大学のHPよりダウンロードしたり、赤本から、解答欄のサイズや形式から自分で解答用紙をつくって演習する。
  2. マーク式も本番に近い解答用紙で練習する
    マーク式の試験では、“解答欄のずれ”による大量失点が一番怖い。マークを慎重に塗りつぶす作業は、意外に時間をとられるので、正確な解答時間の感覚をつかむ。

(21)本命の大学・学部の試験に自分のピークを合わせる(短期決戦の戦術と心得)

  1. 日程によっては、あえて捨て試験をつくる
    気持ちとしては全部受かるつもり」で臨むが、現実問題としては、「ここぞ」というとき、本命校の試験でピークを合わせるのが目的なので、日程によってはあえて“捨て試験”をつくるのも戦術。
  2. 試験ごとに“目標”と“気合い度”を書きだす
    日程が確定したら、スケジュール帳に書く
    “気合い度”、試験問題との相性や得意不得意を考慮して作成する
    ×・・・気楽に「この日は“試験慣れ”をつくるつもりで気楽に」「相性悪し」「後半に向けた調整」
    △・・・力試し「高得点が必要で相性は悪い。ちょっと一休み」
    ○・・・高レベル「この大学は本命校の問題傾向と似ているので気合を入れて」「雰囲気に慣れる」
    ◎・・・ピーク「この日に集中力のピークを持っていき、心技体ベストで!粘りまくる」[前半の山場」
    “全戦全勝”は必要ない。本命に1勝さえできればよい。

(22)直前期期には、本番と同じ時間割で勉強して“実戦感覚”を磨く

  1. “頭の働き”を本番に合わせるために、起床時刻から終了時刻まで、全て合わせる
    試験1ケ月前からは、試験日に合わせた生活リズムを確立し本番に備える。
    本番1週間前には、本番と同一時間帯で過去問演習をする日を何日か設定しておく。
  2. 反省点を書き出し、もう一度“予行演習”
    直前期の“予行演習”の目的は、自分の弱点を見つけることと。問題の解く純也時間配分など、“本番戦術”をチェックすること。
    本番までに残された課題として、弱点を日々の勉強でつぶし、反省点を紙に書き出しておく。
    「確実に解けた問題をミスで落とした」とか「時間内に手が回らなかった問題で、解けそうなものがあった」など明らかに得点できたはずの問題を落とした時は、徹底的対策を考え、日を改めてもう一度“予行演習”をし、対策をキチンと実勢んできたかどうかを確認する。
努力だけでは、どうにもならないかもしれない。しかし、努力をしなければ、確実にこのままである。 羽海野チカ

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