受験本番に強くなる 8-3

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試験への対処技術23~33編

(23)直前期の“ながら勉強”は禁止

  1. “ながら勉強”に関する賛否両論
    試験本番では“ながら勉強”ができないことを理解して、勉強に取組むことである。
  2. “ながら勉強”から自然に離れるのがベスト
    “ながら勉強”が習慣化している人は、普段と違う環境におかれると不安になり思考や判断力が乱れやすく、“ながら勉強”がそれができないと試験本番で調子を崩す可能性がある。
    “ながら勉強”から抜け出せない人は、少なくても試験1カ月前になったら「ながら勉強禁止」の張り紙をして強制終了する。

(24)秋以降は月1回以上“対外試合”で試験に慣れておく

  1. “郊外模試”を積極的に受ける
    校内で受ける模試は緊張感がなく、試験本番の雰囲気とは程遠いが、郊外の模試会場は、他校の知らない受験生ばかりなので、本番により近い環境で模試を受けることができるので学校実施の模試を蹴ってでも、郊外模試を受けることを勧める。
    →“もし嫌い”の人ほど本番に弱い傾向があるの模試に慣れておくことである。
  2. 一度受けた模試は、本番直前まで徹底活用
    模試を受けたら、問題を解いた記憶、感触が残っているその日の内に復習すると、印象に残って記憶の定着率がよくなる。間違えた問題は、自力で解けるようになるまで復習する。
    特に、大学別模試は、問題傾向や形式、解答用紙まで本物そっくりに作られているので、直前期の演習では、過去問と模試を交互に使い“本番戦術”に磨きをかけておく。
人は目指していた何かを断念する時、必ず理由をつける。何故だかわかるか? その方が楽だからだ。ダメならダメでいい。ただ、自分の努力の足りなさを、別の何かのせいにはするな。

(25)本試験では、学力だけでなく、慣れも反映される。アウトプットの練習をせよ

テストは、学力以外に、もう1つ反映される要素がある。「慣れ」だ。いくら学力があっても、試験形式や雰囲気に慣れていないために、失敗することはよくある。「一生懸命に練習したスポーツ選手が、本番の緊張に負けて、本来の力を発揮できなった」とよく聞く話だ。
大学入試や資格取得の試験でも同じで、学力以外に「慣れ」も得点につながる。過去問を 解くと以下のようなメリットがある。

  • 出題形式が分かる
  • 出題される問題の傾向が分かる
  • 本番試験さながらの緊張や雰囲気を味わえる
  • 本番でスムーズに回答できるようになる
過去問を解かずにいきなり本試験に挑むと、度肝を抜かれる。想定外の出題形式のため、 形式を把握したり回答方法で戸惑ったりなど、無駄な時間を使うことがある。慣れない雰囲気で緊張したり焦ったりすることもある。
「思っていたのとは違う」
そんなことがないように、あらかじめ形式や雰囲気に慣れておくことが必要だ。インプットの練習ができれば、アウトプットの練習だ。ため込んだ知識を吐き出す練習をし、慣れておく。
試験は学力だけでなく、慣れによって左右されることがあるので、大学入試の本試験前には必ず「過去問」を解くことだ。過去2、3年分といわず、過去問を受けられるだけ受けておく。20年分の過去問があれば、20年分の過去問を受けておく、大手予備校が主催している本番さながらの模擬試験があれば、受けておくのもよい。準備があれば、本番では躊躇せずにスムーズに回答ができる。
あらかじめ過去問や模擬試験を受けて、慣れておく。

(26)悪あがきは、まだ諦めていない熱意だ

試験が始まる前の光景は独特で、2種類のタイプの人を見かけることができる。

  1. 「試験時間ぎりぎりまで勉強する人」
    できるだけ長く勉強して、少しでもいい点を取りたい意気込みがよく伝わってくる。
  2. 「直前だからこそ勉強しない人」
    直前だからと、勉強しないのはもったいない。まだ勉強時間があるのだから。完全に試験を諦めている場合でも、わずかに時間があるのですから、少しくらい勉強ができるはずだ。
    逆のケースもあります。
    十二分に勉強をして余裕を見せている人かもしれないが、試験前に余裕を見せてかっこつけようとする人に限って、本番では滑る。
試験直前とはいえ、まだ時間はあるので、悪あがきは、かっこ悪くない。それは、まだ諦めていない熱意だ。悪あがきが、功を奏することもある。
たまたま試験前に教科書で読んだことが、テストに出るかもしれない。まぐれでも、偶然でも、運でもいい。試験開始まで3分しかなくても、3分でできる勉強もある。
悪あがきをしましょう。
試験前のほんの数分間に、わずかな希望を見いだそうとする人は、やはり試験でも報われる。
最後の最後まで、諦めない。
試験が始まるぎりぎりまで、勉強をしよう。

(27)最後の限界ぎりぎりまで諦めない人が、合格する

雪山で遭難した人が、奇跡的に救助されるという話。絶望的な窮地から助かった人に話を聞くと、必ず次のような言葉が返って来る。
「最後まで諦めなかった」
ありきたりの言葉だが、感慨深い響きがある。窮地から生還した人の言葉だからこそ、強い力が感じられる。最後まで望みを捨てなかったから、長く生き延びることができ、命が助かったわけである。悪あがきでさえも、人生を変える力になる。
「まだ時間はある」
「ぎりぎりまで希望は捨てない」
「死ぬまで望みを捨てない」

これに勝る命綱はない。最後に人を救うのは、実は「精神力」なのかもしれない。
テストでも同じです。テスト中にも、最後まで諦めないことだ。難しい問題があって「こんなの分かるはずがない」と思えばそこで終わるが、時間が残っているかぎり「何か糸口があるのではないか」と考えることだ。これまで勉強した知識を総動員して、さまざまな角度から考え、試行錯誤すると、突然、思わぬ突破口がぱっとひらめき、正解に結びつくこともある。
一生懸命に考えるからこそ、そういうチャンスにも恵まれる。
そういう精神力を持つことです。
時間があるかぎり諦めない、ということだ。窮地から奇跡的な生還を果たした人のように、諦めない人が、感動的な奇跡を達成できるのだ。
時間が残っているかぎり、最後の最後まで、難問を諦めないようにしよう。

(28)試験が終わったら帰り道から、次の大学の過去問を解く

  1. 「切り替え力」で、終わった試験のことは二度と考えない
  2. 問題冊子は、すべての試験が終わるまで封印
試験が終わった帰り道から、次に受ける大学の過去問研究に取り組むのは、「終わった試験のことを思い出さないようにする」ことが目的。
持ち帰った問題冊子は全ての試験が終わるまで、目の届かないところに“封印”しておくこと。
(自己採点は当てにならないし、ミスに気がついて暗い気持ちになれば次の試験に影響する)

(29)模擬試験を受けた直後こそ、復習のベストタイミング!

模擬試験は、長時間に及び、終わったころには、体力も集中力もかなり使い果たし、終わった後は、疲れてぼうっとしますが、実はここからが正念場である。
通常、模擬試験を受け終わった後は、分かりやすい解説付きの回答がすぐ配られる。何故すぐ配るのか?すぐ見直しをしてもらいたいからである。へとへとに疲れて、回答を見たり答え合わせをしたりする元気がないかもしれないが、もうひと踏ん張りだ。
実は、模擬試験を受けた直後こそ、復習のベストタイミングで、試験を受けた直後なので、試験の内容をしっかり覚えているはずである。一生懸命に考えた問題の答えが合っているのか気になる。気持ちが熱いうちに、見直しをしておくことである。なぜなら、模擬試験を受けた直後に復習すると、頭に入る。どうしても事情があってすぐ復習できない場合でも、あまり先延ばしにしない。受けたテストの内容や気持ちが薄れ、復習効果も薄れるので3日以内を心がける。疲れて休みたいところだが、もうひと踏ん張り。
模擬試験後の本当の休憩は、模擬試験の復習が終わってからにする。

(30)試験の結果が悪い理由を、睡眠不足のせいにしない

「よく寝られなくて睡眠不足だった。試験が悪いのはそのせいだ」「緊張して夜は寝られなかった。本番は睡眠不足で頭が回らなかった」試験ができなかった言い訳を睡眠不足のせいにする人がいる。試験前は強い緊張が伴い、十分な睡眠が取れない場合がある。寝よう寝ようと思って逆に寝られなくなった、という経験をした人も多いが、「睡眠不足」と「結果の善しあし」は別問題である。関係ありません。眠れないほど緊張するのなら、試験中も緊張で頭が冴えるはずだ。どんなに睡眠不足でも、試験中は頭はさえる。徹夜で試験勉強した人が眠くてテスト中に眠ってしまった、という話は聞いたことがない。徹夜で勉強した人も睡眠不足だが、試験前の緊張で頭が冴えている。眠れないほど緊張しているのなら、試験中も緊張して眠気は飛んでいく。水門不足を理由にする人は、自分が勉強不足ということを認めたくないので、睡眠不足を原因にして逃げようとしているだけで、どんなに試験前に、睡眠不足になっても大きな問題にはならない。緊張が伴う試験中は、どんなに眠くても、頭が冴えるものである。

(31)問題を解き始める前の、大きな問題がある

 問題はきちんと回答できているのに、名前だけ書き忘れている。確実に0点だ。
「早く問題を解き始めたい!」という気持ちが強いあまり、注意が問題に向いてしまい、問題文のところだけに注意が向き、名前を書く欄が視界に入っていない。
克服する方法は、簡単な方法で、「空欄になっているところはすべて埋める」という意識に変えればいい。たわいない方法だが効果はある。答案用紙の全体を見渡したとき、四角で空欄になっているところがあると気づくことができる。テストを解き終わって全体の見直しをしているときに、名前を書き忘れていたことに気づける。
「空欄になっているところはすべて埋める」という意識を持つ。

(32)模擬試験の受験料は、自分の財布から出す

模擬試験を受けるとき、親のお金ですべて出してもらうと、やはり気持ちが緩む。
「どうせ自分のお金じゃないし、落ちても大丈夫」
試験を受ける価値が低くなり、勉強へのやる気が薄らいでしまい、試験に向けた独特の緊張感も小さくなるが、自分のお金で受ける場合、どうか。
自分が一生懸命にアルバイトで貯めたお金で模擬試験の受験料を支払うと、試験に向けた気持ちが引き締まる。多少なりとも自分の財布が痛むため「金額の元は取ってやろう!」という気持ちが自然と出てくるようになる。「元を取ってやろう」という意地が「勉強しなければ!」というやる気へと変化する。十分にお金に余裕のあるわけではない学生にとって、厳しい現実もあるが…「お金でやる気を買っている」と考えればいい。
やる気を出して、模擬試験としても効果を十二分に発揮するためにも、自分のお金で受けることをお勧める。
自分のお金が絡むと、やる気を出すのが人間だ。

(33)模擬試験を受けて、上には上がいることを実感する

自分より速く走る人に引っ張られ、潜在的な力が発揮され自然と自分のタイムまでよくなることがある。競争することで、自然と潜在的な力が発揮され、本番では信じられないほどタイムがよくなる。競争相手がいるというのは、自分がより成長するために必要で、「負けるものか」と必死になり、火事場のばか力を発揮しやすくなる。スポーツで、練習より本番のほうがいい成績を残すのはそうした理由からだ。
マラソンはスポーツだが、勉強にも通ずる部分がある。勉強では個人の学力が鍵を握るが、そこには競争がある。
模擬試験の結果では、偏差値だけでなく、自分の順位まで発表される。自分の位置がはっきり分かると、強いショックを受けることがある。普段、一生懸命に勉強していると「十分に頑張っている」としても、順位表を見ると「自分より頑張っている人はまだまだ沢山いる」ということに気づかされ、世の中、上には上がいることを思い知らされる。これがいい刺激になる。
勉強への原動力になったり、やる気を維持したりする効果を生み出すマラソンのように、自分より上の人間に引っ張られながら、潜在的な力がさらに発揮されるのである。
自分の順位を知って、ショックを受けよう。

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