受験本番に強くなる 9 試験直前期の注意点

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試験直前期の注意点 「開き直り力」で駆け抜ける

(1)“捨てられる受験生”は本番に強い

  1. 直前期には“新しいこと”に手を出さない
    直前期になると、新しいことに手を出そうとして「やるべきこと」が雪だるま式に増えていくタイプの人がいるが、落とし穴が待っている。
    新しいことを理解して覚えるには時間がかかる。「これまでやってきたこと」の復習が疎かになり、どちらも中途半端なまま試験日を迎えるハメになる。受験生の典型的パターンだが、ここで必要になるのが、開き直りで、「やっていない範囲が出たら潔く捨てる」を腹をくくり、「これまでやってきたこと」を確実に固めることに専念する。
  2. 直前期には「やらなくてもいいこと」を削っていく
    例えば、全体の2割をやり残していても、残りの8割で確実に得点を重ねれば、合格ラインを越えられる。最低合格ラインが6割とすると、「これまでやってきた8割」の中の8割得点できれば、最低合格点を超えることができる。
    直前期の演習は、「試験日までにやるべきこと」を絞り、「やらなくてもいいこと」「捨てるべきこと」を削っていく判断が的確にできる人が、試験本番で強さを発揮する。
  3. “いまだけ”に目を向けさせる「開き直り力」
    予期不安から逃れるには、とにかく「いまできること」を実際の行動に移すこと。「今できる勉強」に集中していれば、その間は“将来の悲観的なイメージ”を振り払うことができるので、開き直ってしまうことだ。
    「落ちたらどうしよう」ではなく「落ちたら落ちたで、その時考えればいい」「もう間に合わないのでなないか」ではなく「とにかくやるしかない。間に合わなければそれまでだ」と開き直ると、不安や緊張がスッと抜けていく。
    ***先のことを思い悩まず、過去のことを悔やまず、「今だけ」に目が向く***
    すると、思いもかけないパワーが発揮され、成功への突破口をこじ開けてくれる。

(2)持ち込む参考書は、各科目1冊に絞り込む

  1. 試験会場で「あれもこれも」は結局できない
    試験前日“持ち物リスト”をチェックしながら、参考書などもどれを持ち込むか悩む人は多い。
    悩んでいると、参考書がどんどん増えるので、原則として「1科目につき1冊」に絞り込む。
  2. 一番使い込んだ、思い入れのある参考書にする
    気に入って使い込んだ参考書なら、復習もサクサク進められるので、自信が湧く。「この1冊と心中」するくらいの気持ちで開き直る。

(3)“願望”よりも現実性を重視する

  1. 死ぬ気で頑張っても、出来ないものは出来ない
    直前期の受験生は、ともすると“都合の良い計画”や“無謀な計画”を立てがちになる。
    例えば・・・
    「全科目で9割以上」の目標を掲げて直前期の計画をたてる。苦手な数学で7割、8割の高得点を 狙う計画を立てる・・・死ぬ気で頑張れば、達成できそうな気がしてしまうからだ。が、“願望・妄想”でしかない。
  2. 苦手科目は“足を引っ張らない程度”で良い
    欲張って高い目標を掲げると、「やるべきこと」が多くなりすぎ、計画そのものが破綻してしまう可能性がある。直前の数週間では、死ぬ気で頑張ったとしても5点か10点プラスできるかどうかだ、逆に得科目の得点が、5点や10点以上も減ってしまうことが多々起こる。
    苦手科目は{足をひっぱならい程度でよし」と開き直り、目標得点を思い切り低めに設定し、足りない部分はとくいかもくや「短期間で伸びそうな分野・単元」で埋め合わせをする。
「残された時間」をできるだけ有効に使うための鉄則!
持っていないもののことを気にしていると、持っているものを無駄にしてしまう。 ケン・ケイスケ・ジュニア

(4)試験を受けながら成長する

  1. あえて自己採点する目的は“合否確認”ではなく、反省点・修正点を確認すること
    「解答速報」による自己採点は、間違えた問題を分析し、自分に足りなかったことや改善点を洗い出して修正し、見つかった弱点を叩いて次の試験に備えることが、自己採点の目的とメリットだ。
  2. 「失敗を次に活かす」ための開き直り
    結果が悪いような受験生にとっては、落ち込んで次の試験に影響を与えてしまうことがあるので、自己採点はしないほうがよい。「今回は失敗して残念だが、その反省を活かしてて次の試験で成功すればいい」とプラス思考で開き直れる人は、是非実践すればよい。終わったことは仕方がないと気持ちを切り替えることで、「試験を受けながらせいちょうする」ことができる。

(5)“連続受験”をメリットに変える

  1. 併願校選びの“セオリー”を鵜呑みにしない
    ◇併願校を受ける際のセオリー◇
    「確実に受かりそうな“安全校”や“滑り止め校”を入れる」
    「連続受験の強行スケジュールは避ける」
    「本命校の試験前日を開ける日程を組む」
    本命校の他に4~5校の併願校を受験するのが基本。 「連続受験は体力が続かない、頭の働きが鈍くなる」という人もいるが・・・

    ◆セオリー無視してもいい人もいて、万人に当てはまる訳ではない。
  2. “学内併願”はきついなりにメリットもある
    受験生の年代は、人生の中で体力的なピークを迎える時期にあるので、数日間連続で試験を受 けても、疲れを感じないくらいハイになり、頭が冴えることもある。また、試験後はぐったりすることもあるが、回復も速く、若さの特権でもある。
    「絶対に浪人はしたくない」「早稲田や慶應の“学内併願”の場合は、続けて受けていると類似問題が出ることもあるので、 どこの学部でも構わない」という強い意志のある人は、「ガンガン受けててやる」と開き直り、併願校を増やす選択も考えてもよい。
    …「数撃ちゃ当たる」は確率的に正しい…
    連続受験で体力的にきつくなる半面、1・2回受けただけでは身につかない“実践カン”が養われていく。“学内併願”の強行スケジュールで試験に慣れ、そのつど修正しながら試験を受けることで結果を出す人が多い。

(6)決断の遅れが“共倒れ”を招く

  1. センター試験後の“国公立断念”は戦略的失策
    センター試験を失敗して国公立大学への出願を断念、「センター利用入試」の私大にも点数が足りない場合、私立大学の一般入試にかけられる時間は、ほとんどなく!“戦略的失策”となる。
  2. センター試験を“捨てる決断”は速いほどよい
    センター試験で想定できる点数は、過去問演習やセンター模試の結果から、かなり正確に予想できるが、センター試験の結果が悪くても、「何とかしないとダメだ。なんとかする。いや、何とかなる」と考える人が少なくないが、自分に甘すぎる“願望”である。
    センター試験は科目数が多いだけに、対策にかかる負担が相当重く、個別学力試験の対策に手が回らず、“共倒れ”をする危険が大きいので、センター対策をしていて「どうも厳しそう」「間に合いそうもない」と感じたら、センター試験を捨てる[決断も視野に入れ、“私立専願”一本に絞る。
    センター試験対策に費やす時間を私大受験の2~3教科にあてれば、かなりの伸びを期待できるので、決断は早ければ早いほどより上のランクの大学を狙える。

(7)志望校対策は学校をアテにできない

  1. ある時点で学校の授業を見切る
    志望校が違えば、出題傾向や難易度もちがうので、当然「何を同勉強するか」も違ってくるが、授業では同じ教材を使い、全員同じ勉強をさせると役立つ人もいれば、立たない人もいる。ある時点がきたら、自分が受ける大学の出題傾向にあった志望校対策に専念する。その時期については、授業内容や進度、科目、教師により違ってくる。
  2. 「自分でやるしかない」と開き直って見切る
    聞いても理解できない授業は、聞くだけムダなので、わかり易い参考書による自学自習に切り替える。「演習」の授業で解かされる問題が、志望校の問題と比べて難しすぎる。逆に優しすぎる場合、演習の意味がないので、授業の時間で過去問を解く方がはるかにマシなので、「自分でやるしかない」と開き直る。
人から言われてやった練習は、努力とは言わない。 満田拓也

(8)「能力がない」と開き直り、人の5倍、6倍努力する

  1. “ダメな自分”を変え、やり方を変える
    最後の2~3ヵ月間の追い込みで逆転合格する人の共通点は、「これまでのようなやり方ではダメだ」と気づき、人の2倍、3倍も努力する。「何故勉強したことが身につかないのか」を考え、普段の5~6倍もの時間をかけて、やったことを確実に身につける。「自分を変え、やり方を変える」それができた人のみ、勝利の女神は微笑んでくれる。
  2. “並みの頭”だから人の5~6倍やるしかない
    模試でいい点が取れなかった時、自分が傷つかないようにするための言い訳として、「まだ本気で勉強していないから」「今回は定期テストと重なってしまったから」などと、自分勝手な“言い逃れ”をしていなかったか。これらは、どこかで自分の能力を過信しているだけなので、何も変わらないし、変えられない。問題を3回、4回と説いていても身につかなければ、10回復習する。問題が解けただけでは満足せず、「問題を見た瞬間にスッと答えが言える」までやり込む。そこまで努力できるのは自分が変わった証拠である。”中途半端な努力”ではなく、徹底的にやる。
何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。 高橋尚子

(9)気分転換という名の誘惑に負けない

  1. 直前期にペースを落とすのは愚の骨頂
    受かるのも受からない考え方に、「試験まで残りわずか。今から頑張ってもたかが知れている。後は勉強のペースを落として、気楽な気持ちで試験に臨もう」。これでは、開き直りではなく、完全なあきらめだ。
    切羽詰まった直前期は、普段の2倍、3倍者集中力を発揮できるし、夏休みころに比べて知識量も格段に増え、問題を解くスピードも相当速くなっており、これまでになく勉強効率が高まる時期で勉強すればするだけ伸びる。特に現役生は、これまで伸び悩んでいても、長躯前期の猛烈な追い込みでグングン伸びる。わざわざ勉強のペースを落とすなど、愚の骨頂である。
  2. 誘惑を一切拒否する“禁欲生活”に突入する
    直前期の追い込みで逆転合格を狙うなら、一切の誘惑を断ち切り1分1秒たりとも無駄にしない。
    “気分転換”と称したテレビやスマホ、ゲームも是面禁止が当たり前で、そのくらいの“禁欲生活”に突入しないと、どこかで甘えが出てしまう。一旦気が緩むと、なかなか元に戻らない。試験の前日まで、詰め込めるだけ詰め込んで本番に臨む。“短期決戦型”の人は、ハマれば無類の強さを発揮する。

(10)勉強に“やる気”は不要で、単純な作業に耐えるのみ

  1. 「受かりたければやる」、ただそれだけの問題
    直前期に「いまひとつ気合が入らない」という受験生は、「やる気が出ない」ことを理由にした“逃げ”でしかない。受験勉強は突き詰めると“機械の国立て”と同じ単純作業で、淡々と実行する人が受かり、実行しない人が脱落するだけである。「やる気があるから」合格する訳ではなく、「受かりたければやる、受かりたくなければやらない」の二者択一になる。
  2. 「やる」と決めたら“やる気”はもう関係ない
    受験勉強で「勉強はつまらないからやる気が出ない」。そんなことはわかりきっている。わかった上で、受かりたい人だけがj受験勉強をやればよい。やるか、やらないか。
やる気がある時なら、誰でもできる。本当の成功者は、やる気がない時でもやる。 ドクター・フィル・マグロウ

(11)たとえ絶望的な状況でも、目標を一つ達成しておく

  1. 厳しい状況でも「一矢報いる」意気込みをもつ
    「たとえ今年の合格は無理だとしても、せめて一矢報いてやろう」という意気込みで立ち向かい、何か一つでも“自分なりの目標”を達成することに全力を尽くす。「もう合否は関係ない、自分の目標を達成するのみ」というのが、“正しい開き直り方”だ。「今年の受験はあきらめて、来年に賭けよう」「自分南里に頑張ったけれど、もうダメかもしれない」「ここからの逆転はさすがに無理だろう」と言った考えがよぎると、途端に“敗戦ムード”に包まれる。
  2. 何か一つ、自分で誇れることを目標にする
    「悔いの残らないようにする」と言った抽象的な努力目標ではなく、目に見える数値を目標とする。
    直前期の残り時間を考えると、出来ることには限界があり、あれもこれもと手を広げても無意味になるので、高めの目標を一つ掲げ、それだけを達成するために、全ての時間を使い切る。
    例えば・・・
    「センター数学で満点を取る」「センター英語の長文読解で9割を超える」などでもよい。「今に自分にはちょっと無理そうだ。でも達成できたらすぎな」と思えることを目標とすることがポイント。
    厳しめの目標に全力で立ち向かう経験、目標を達成して得られる自信は、浪人しても必ず活きる!
100回叩くと壊われる壁があったとする。でもみんな何回叩けば、壊れるかわからないから、90回まで来ていても、途中であきらめてしまう。 松岡修三

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